お読みいただいてありがとうございます。

最近読んでくださる方が多くなり

途中から見ていただいている方のために

簡単なあらすじをまとめています。

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最新のあらすじ

 

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今日は色々あったな。

帰りのタクシーの中で

色々思い返していた。

 

 

お昼に和歌子に電話をし

そのあとミキとお茶をして

夜にはタクヤとミキと

3人で話し。

 

 

長い1日だった。

 

 

しかしミキはこれからまだまだ

長い戦いが待っている。

 

だって相手はタクヤだ。



あれだけ離婚だなんだと言っても

いとも簡単に

意見を変えるだろう。

 

 

 

夜中にミキから

お礼のLINEが届いていた。

 

 

ミキのLINE

「今日は本当にありがとう。

 荒れたけど、パンダさんの

 和歌子への電話がなければ

 こんなに急速に先には進まなかったよ。

 

 本当にごめんなさい。

 ありがとう。

 

 ずっと泣けなかった。

 耐えてたけど、泣けなかった。

 

 だけど今日抱きしめてもらって

 あんなに大声で泣いたのは

 すごく久しぶりだったんだ。

 

 もう、耐えなくていいのか…

 そう思ったらホッとしたんだ。

 

 ずっと辛かった。


 我慢すればいつか、

 幸せになれると思ってた。

 

 なんの罪もない、

 純粋にパパとママが大好きなチビミキに

 周りと同じ幸せな環境を与えたかった。


 子供を2人で育てることで

 タクヤは親になり

 夫婦になれると思ってたから。

 

 3ヶ月くらい前は私が

 離婚届を机の上に置いて

 仕事に先に出て行ったことがあったけど

 その時タクヤからはすぐLINEが来て

 

 「胸が張り裂けそう。

  考え直して欲しい。離婚なんか無理」

 

 って言われてたんだよ。


 その時私は気づいてなかったけど

 すでに和歌子と

 付き合っていたんだけどね。

 

 だけど離婚の話が出た時タクヤから

 3年間気持ちがなかった

 って言われた。

 

 もう、一体何がなんだかでしょ。

 

 せめて最後に

 泣いて出ていったタクヤが

 タクヤだと思いたい。

 

 もちろん今後

 中途半端な情は持たない。

 

 だけどこれまでずっと

 強がっていた自分に

 すごく疲れたんだ。

 

 だから、支えてくれて

 抱きしめてくれて

 私を泣かせてくれてありがとう。


 すごく楽になった!

 

 あのあとね、自分の母親にも

 今日のこと話したよ。

 パンダさんにお礼が言いたいって。」

 

 

 

そっか、良かった。

 

お母さんに話せたんだ。

 

身近に、

精神的に頼れる人がいるのは

本当に心強い。

 

 

今日の私は考えなしに

気持ちのままに

動いてしまった部分もあるけれど

こんな私でも

役に立てたことはあったのかな。

 

 

きっとミキは

楽になんてなっていない。

 

まだまだ傷ついていて

まだまだ強がっている。

 

 

だけどこれで

最初の一歩は踏み出せたのだと

そう思いたい。

 

 

タクヤはこのままでは終わらない。

そういう男だけれど。

 

 

 

 

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