撥ねられても今生きている その③ | コミュニケーション講座

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声に表現力を付ける 笑美声スタイリスト 名倉えり子です

誰かに大切に抱きかかえられた気がした~の続き その③

その直後、
ずずずーーーーと大きな音がして我に返った。

顔を下にして手を上に広げ万歳状態で
うつぶせになっている私がそこにいた。
あれ?私って生きているの?なんで?

撥ねられた時の状況を後から聞いたことだけど、
私がこいでいた自転車の後ろから、
ものすごいスピードで走ってきたトラックの運転手さんは、
私を見つけブレーキをかけたが間に合わず自転車と接触。

撥ね飛ばされた私は、それは見事に高々と綺麗に宙に舞い
顔を下にして1メートルくらいスライディングしたそうだ。

現場検証に来ていた警察の人に
70キロで走ってきたトラックに撥ねられてよく生きていたね。
と言い、私の顔を見ながら
あの状況ならあんたの顔、
ぐしゃぐしゃになっていてもおかしくないよ。
顔あって良かったね。と、言われたのを覚えている。

自転車は醜く、くの字にまがり見る影もない。
自転車のかごに入っていた荷物は道路に散乱していた。
その中に習字を書いた書道用紙を入れる
青色の筒もあったな。ペッちゃんこにつぶれていた。

続く・・・

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