ウイスキープロフェッショナルへの道 Vo.5 | PianoとWhiskyの店MaiMai

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お店の情報他、ウィスキー検定の事とか
好き勝手書かせて頂きます!!

 

このブログも5回目!!

なんとか続いてます!

皆様受験勉強いかがでしょうか?

 

私も来年に向けて、必死で勉強します✨

ちょうど、蔓延防止法に伴い、店は時短営業になるので、神様が勉強しろと言っていると思って、しっかり励みます💦

 

さて、またまた、ウイスキーコニサープロフェッショナル資格試験より製法の問題。

 

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【問】ウイスキー熟成樽の材料

として主に用いられている

ホワイトオークを説明せよ

 

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ホワイトオークは、ウイスキーに馴染みがない方でも、ご存じではないでしょうか?

 

日本でも住宅や店舗などの床で幅広く使用されており、無垢材といえば「オーク」といっても過言ではありません。

家具などにも使用されていますね。

  

 

 

 

問題文にあるように、樽の材料である木材にはオーク材が利用されます。

 

オークはブナ科のナラ類(コナラ亜属)の落葉広葉樹の総称。

たまに、オークを樫の木と訳される事がありますが、カシ類は欧米に生息していないので、ウイスキーの樽材には滅多に利用されません。

 

狭義では、ヨーロピアンオーク、北米のホワイトオーク、レッドオーク、日本のミズナラ、コナラなどを指します。

 

ナラと言われるとピンと来ないかもしれませんが、日本人には大変馴染み深い木。

 

実は、ナラの木とは、童謡「どんぐりコロコロ♪」でお馴染みのどんぐりの木の事なのです。

 

生物に木の実という恵を、寝床という安らぎを与えるナラの木。ヨーロッパでは一際大きくなる事から(ヨーロピアンオーク)『森の王』という二つ名もあります。

ゲームの世界の「世界樹」を思わせるヨーロピアンオーク

 

 

そのオークの中でも今回問題文にあるホワイトオークについて。

学名はクエルクスアルバ。クエルクスはブナ科コナラ属、アルバは白いという意味です。

 

日本のミズナラに良く似ています。しかし、ミズナラよりも全体的に木目が荒く、色が学名にあるように白いのが特徴。

 

スコッチには9割がこのホワイトオークが使用されています。

生息範囲は北アメリカ大陸の東西でいうと五大湖から東。

南北では、北はカナダ南部から南はフロリダ州までが主な分布。

主産地としてはミズリー州などが有名です。

ミズリー州

 

特にグレンモーレンジなどでは、アメリカのミズーリ州の北にある森の林業家と契約して樽材を一から作っているそうです。

デザイナーカスク100%で熟成された「グレンモーレンジ アスター」

 

 

ホワイトオークはバニリン香が強いため、出来上がったウイスキーもバニラ香が強くなる(ケーキなどのお菓子のような香り)傾向にあります。

 

しかしながら、その樽で熟成したからといって、樹木の成分量と必ずしも一致するとは限らないそうです。

 

芳香成分の比率や、樽にチャー(直火による焼き付け)したり、など他にも要因があるためどれが優位に働いているのかを見極めるのは困難だそうです。

樽の内側をチャーしている様子

 

以上より回答!!

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【回答】

学名はクエルクスアルバ

北米大陸の東側に広く分布し、

主産地としてはミズリー州などが有名。

酒類にもたらされる風味としては

バニラ香が強く感じられる傾向にある。

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プロフェッショナルの試験問題はとにかく難しい!!
しかし、新しい世界への切符を手に入れるために、
日々勉強して参ります!
是非、一緒にウイスキーの世界に飛び込んで行きませんか?
 
 

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