8月9日
長崎に生まれた私たちは、
子供の時から、この日は、長崎に原爆が落とされた日だと知っている。
8月6日は、広島だということも。
たぶん小学一年生でもみんな知っているはず。
この日は、登校日だし、平和集会が必ずあるから。
でもこれって、長崎だけなんだね。
同じ九州でも、意識は違う。
時代と共に薄れていく歴史。
でもこれは、世界でも忘れてはいけない日。
イギリスに留学していた時、必ず自己紹介で、いうI'm from Japan.
which city??
『NAGASAKI 』
これは、ほとんどの国の人が反応する。
I know....て。
大都市でもない、長崎。
日本を知っていても、
東京、大阪、京都…
そのあと、広島、長崎という。
私たち日本人より、
原爆のこと、戦争のことを外国人のほうが知っていたりする。
正直、私たちには想像もできないし、
気持ちをわかることもできない。
ただ、長崎に生まれた運命だと思って、
語り継がれた話を、
歴史を、
受け継ぎ、後世に本当に起きたことなんだと、想像もできないことが現実におきたんだと…
直接伝える橋渡しの世代だということを自覚しておきたい。
それが使命だと思う。
そう思い、黙祷しました。
平和。に感謝して。