昨日、今日で最後とニュースで

流れていました。


イギリスに住んでいた19年前に

車を購入しました。

それが日産マーチ。


イギリスではマイクラーという

名前でした。


トヨタのビッツも19年前の

イギリスではヤリスという

名前でした。


今、ビッツは日本名も

ヤリスかな??


そのマーチが製造終了になるんだそう。


シルバーのオートマのマイクラー。


イギリスでオートマは当時あまりなくて

私は日本で免許を取って以来スポーツ

タイプのマニアル車だったので問題は

全く無かったけれど、おとうちゃんが

オートマしか無理みたいで探すのに

苦労しました。


保険はロンドンに会社がある日系の

保険会社、モーター一番という

保険会社のに加入していました。


欧州あいおいニッセイ同和損保が運営

している会社なんですね。


イギリスでの運転は信号のない交差点

ラウンドアバウトが殆どで、車の流れに

入るタイミングを最初は掴めずイギリスの

方にご迷惑をお掛けしたと思う(笑)


そして、横断歩道のルールがわからず、

人が渡れば信号が点滅していても

発進したり。正解がわからず(笑)

歩行者のルールも色々あり難しい。


とにかく何でも良いから人を

ひかずに安全運転をすると言う

事が一番でした。


何もかもが初めてで戸惑うこと

ばかりでした。


ラウンドアバウトも何度も練習し

根性で合流して運転していくうちに

慣れては来たんだけどねw


帰国する時にネットで車と買い揃えた

必要最低限の家財用品(プリンターなど)を

セールに出し帰国数日前に交渉が成立し車は

私達が住んでいた街の近い街に住んでいる

旦那さんがイギリス人、奥さんが日本人の方にお譲りしました。


Newcastleの駅まで来てもらって

車と現金を 引き換えでサヨナラ

しました。


なんか、ナビもない時代に本の地図だけで

あちこち片道283マイル(1マイル→1.6キロ)

なので片道約453キロ、休憩しながら6時間

以上かけてロンドンまで行き、観光したりを

何度かしていました。ほんと、イギリスの

てっぺんインヴァネス、グラスゴー、

イギリスの地図上で下の方の地方

カンタベリー、ドーバー、サウサンプトン、

エクセター、プリマス、セントアイヴィスなど

イギリス中を走り回ったり船に乗せて

アイルランドに行ったり。


イギリス国内とEU圏は住んでいるうちに

行ける所は全部行っておこうと

地球の歩き方を手に毎週末必ず車や

格安飛行機でアチコチ探検や旅行に

行っていました。


イギリス国内では古城巡りをしたり、

日本でも名の知れている湖水地方や

マンチェスターや歴史ある街に

行ったりと常に芸術と歴史と文化の

勉強でした。


帰国する時、車を手放す時に

最後にどこへ行きたいか聞かれて

私がイギリスで一番好きな街に行きました。

その町の名前はエディンバラ。


住んでいた時に何度も行った街。

今では日本でも見かけるけれど

その当時エディンバラに1年中

クリスマスのグッズが販売されている

お店があった。当時は夏に行っても

その店はクリスマス。珍しくて不思議で

感動した。


エディンバラは街全体が世界遺産で

道路は石畳、そして街並みが美しく

中世ヨーロッパがそのまま残っていて

見るからに歴史のある建物が沢山あり

雰囲気が好きだった街。

駅からの丘の上にあるエディンバラ城の

景色がとても好きでした。



イギリスの田舎でもそうだったけど

緑の大草原に羊が米粒のようにぽつん

ぽつんと散らばっていたり、時代が流れた

だけで100年以上前もこの景色だったのだろうと思う景色や街並み。


ヨーロッパは古い建物を大事にする

文化なので街全体が古さそのままなので

なかなか日本では無い景色。


独特な帽子をかぶり赤のチェックの

スカートのような衣装を着たバグパイプの 

音色を間近で聴けたり。

ヨーロッパ感満載だったw


自宅から片道200キロ程、2時間半

くらいの街、スコットランドの首都

エディンバラ。

残念ながら日帰りばかりで泊まった

ことはない。


ほんと、たくさん走ったので

最後別れが寂しかったのを

覚えています。


思い出深い日産マイクラーでした。


イギリスは景色が美しい。

元気なうちに自分の住んでいた街に

また戻って思い出の場所を歩きたいと思う。