クリスマスソングといえば?


ジョンレノンの

ハッピー・クリスマス。


この曲はイギリスに住んでいる時に

クリスマスに街で流れていた曲。


私にとっては初めての海外、

しかも初めてが移住。


日本の人間関係に疲れていて

移住を機会に全部切って

きれいサッパリ整理して

行きました(笑)


移住前まで勤めていた職場と今までの

薄っぺらい人間関係は全部切った。


自分自身、新しい地での生活。

身軽にシンプルに行きました。

ほんと、家族と高校生の時からの

未だにお付き合いのある

1人のみにして。

 

移住前に今でもお付き合いのある

その友達の1人のみの東京の友達にも

会ってから渡英しました。


最初の1年間は絶対に日本に帰れない

条件付き。


見知らぬ異国の地で知り合いも

日本人すらもおらず、

緯度が高いので冬は夜になるのが早く

16時くらいには暗くなり、

朝があけるのも10時半過ぎ位とか。

身体の調子狂っちゃうw


今みたいにネットも普及しておらず

最初の数カ月は生活に慣れるまで

辛く厳しく孤独と寂しさに

耐えるしか無かった。


逆に日本を感じる機会がないので

イギリス生活に集中出来たのかな?

何度目が覚めても日本では無い。。

馴染んで慣れるしかない。


一番思ったのは

会いたい時に会いたい人に

会えない辛さ。


渡英した最初の冬に

祖母が亡くなり日本の母から

連絡があり電話のムコウで

母の切羽詰まった声が

今でも耳に残っています。

まさに祖母が亡くなったのもこの時期。


その日のお昼、ドライブして海に行き

風の強い砂浜で海の向こうを

眺めて泣いたのを思い出す。


たった8時間の距離の日本。

近くて遠いと感じました。


いつも空に飛ぶ飛行機を見て

どこに飛んでいってるのだろう?

日本のANAやJALを見ると

あっ、日本便。。

日本に帰りたいなと。。


色々あったけど、今思うと

もっと楽な気持ちで楽しめば

良かったと。


犯罪などに巻き込まれないように

常に緊張状態で生活していました。


街の様子や引っ越しを期に

3ヶ月過ぎたあたりから

楽しめるようになりました。

最後はあんなに英国が嫌だったのに

自分独自の生活環境も出来、

知っている人もいない、

それが心地良くなってきて。

日本語から全く聞こえてこない心地良さ。


周りが外国人ばかりの環境に慣れて

当たり前になり

日本に帰るのが嫌でした。


逆に最初は日本に帰って

周りが急に全て日本人の方が怖かった。


英語を頭の中で日本語で変換して

英語で答えを発する癖がなかなか

直らなくて。


聞こえてくる会話を

英語で考えてしまう。。

発する言葉を英語にしなくては。。と。。


日本語から日本語!

最初の1ヶ月間くらいは

楽なはずなのに違和感ありあり。


自宅や友達との会話は大丈夫だけど

外で面と向かってのお店などでの

人との会話が最初は戸惑いました。

日本人なのに日本語なのに

構えてしまう(笑)


海外ではお店でお会計が終わったら

“サンキュ!”が当たり前だったので

それがなかなか抜けなくて。。

住んでいた時毎回だったので

癖が抜けなくて

暫く変な日本人でした。


移住して初めての海外でのクリスマス。

街のあちこちで流れていた

ハッピー・クリスマスを聴くと

その移住していたイギリスの街や、

家や生活がアルバムをめくるように

パラパラと鮮明に思い出す。


日本とは全く違う本格的クリスマス。


住んでいた時に遊びにきて下さって

ドイツやスイスを一緒に旅した

前職場の先生も亡くなり。。

 

今ではいい思い出なのだけど

最初の数カ月はほんと

言葉をはじめ、アレコレ思うように

行かず大変でした。

沢山泣きました。


今、1年中スマホの着信音は

思い出の曲

ハッピー・クリスマスに

しています(笑)



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