失敗への対処の仕方とは
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新入社員研修の際には必ずこのテーマを伝えます。
最近では管理職研修でも対応の仕方でこのことを伝えます。
どうしても人を責めてしまうことが多くなる失敗。
でも、その失敗の本質をきちんと見分けていかないといけません。
厚生労働省の平成28年労働安全衛生調査(実態調査)では、
「仕事や職業生活に関する強い不安、悩みストレスの有無及び内容」として
「仕事の量・質」に次いで2番目に「仕事の失敗・責任の発生」になりました。
人間関係を抜いたのです。
それだけ、この「失敗」についてはストレス要因になっているのです。
•「失敗」を経験した後に陥りがちな感情 として、
①パニックになり思考停止に陥る
②自責の念など、さまざまなネガティブな感情が生まれる
③不快なネガティブ感情が過剰に繰り返される
④不快な体験につながる可能性のある行動を回避する
⑤不快な状況を変えられないと認識した場合、無力感が生まれる
が考えられます。
当然これが繰り返されれば学習性無力感に落ちいり、
メンタルヘルス不調へとつながってまいります。
これを回避しなければなりません。
そのために、失敗を分類する必要があるのです。
•組織における失敗として次の失敗に分類できます。
①予防できる失敗
不注意や不勉強が原因の失敗
②避けられない失敗
業務プロセスに問題があったり、タスクそのものが難しすぎることが原因の失敗
③知的な失敗
おもに実験的な領域で起こる失敗
•そして、それぞれに対処法があります。
失敗経験をしたときの対処法
①失敗経験をしたら「3種類の失敗」に分類する
②不必要に自責の念を持たない
③失敗の種類に応じて適切な対応を取り、積極的に学習する
「予防できる失敗」 大きな失敗にならないように学ぶ
「避けられない失敗」 プロセスや手順を見直す
「知的な失敗」 経験を次に活かす
この対処法をきちんと捉えて進んでいければ何をすべきかわかります。
むやみに怒鳴りつける必要もありません。
失敗している人は一番よくわかっています。
次に起こらないために組織内で共有し、対策を練ることが大切ですね。
失敗を繰り返さない、起こらないための対策につなげていく。
このことが求められてくるのだと思います。
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