勇次は右腕、
望は左腕、
明は右足、
有紀は左足だけになった。
嫌だ。
この店はおかしい。
今はドアも窓もない。
これは夢なのか?
分からない。
寒い。
軋む音がする。
屋根裏に何かがいる。
隙間がある。
目がある。
見ている。
逃げたい。
足が動かない。
動かない?
あぁ、そうか。
そういうことか。
もう動けない。
勇次は右腕、
望は左腕、
明は右足、
有紀は左足だけになった。
嫌だ。
この店はおかしい。
今はドアも窓もない。
これは夢なのか?
分からない。
寒い。
軋む音がする。
屋根裏に何かがいる。
隙間がある。
目がある。
見ている。
逃げたい。
足が動かない。
動かない?
あぁ、そうか。
そういうことか。
もう動けない。
夜も更けて日付が変わり
見上げた空には
殴り書きしたかのような雲が広がっていた
その中の途切れ途切れの黒色に
星の切なさが光る
何気なく視線を落とすと
力を無くした街灯に照らされた僕が
五年前の今日に未練がましくすがりついていた
本当に神様がいて
この世に救いがあるのなら
本当に神様がいて
慈愛から全てが作り出されたとするのなら
生物は笑いながら生まれて来ただろう
本当に神様がいて
それらすらも試練だと言うのなら
本当に神様がいて
失う痛みから強くなれと言うのなら
ただの暇潰しに
付き合わせないで欲しい