こんにちは、みゃーこです。
仕事や何かで時は金なりの場合には、Grabを使うことがたまにあります
みなさん、ご存知のように、
運転手さんには、無口な人もいれば、おしゃべり好きな人もいます。
おしゃべりを一時楽しんでも、大抵はしばらく経つと、どんな事を話したのか忘れてしまいます
しかし、結構前なのに未だにじんわりと心に残っている話があります
それは、話好きのおじさん運転手でした。
家族のこととか、仕事のこととか、子育ての大変さなど、色々話が盛り上がった中で、ふと、
おじさんが、
僕の息子が小さい頃に、すごく彼を叱ったことがあるんだよ。と話し始めました。
クラスのインド人の子供と、どっちが優秀かで喧嘩したことがあったと。
運転手の彼は中華系で、シンガポールの中華系とインド系の方は、優秀さでお互いに競っている印象があるので、特に不思議には思わなかったのですが、
Grabの運転手さんは、シンガポールの中で、民族で争ったら絶対にいけないんだ、ときっぱり言ったのです。
続けて言ったのは、
こんな小さい国で争いが起こったら、どの国も投資してくれなくなる。
平和を守ることこそが、いちばん大事なんだよと。
豊かになったけど、シンガポールに住む人が不断の努力で、平和を守るからこそ、これからの未来があると。
他の国の比較も出しつつ、自分の考えを説明してくれました
なんだか、外国人の私たちがシンガポールに居心地良く住める秘訣に触れたような気がして、感動しました
国のトップの考えが、下々の一人ひとりまで行き渡っていて、それを理解し行動しようとしているのか、、
小さい子どものケンカだとしても、親がそこに注意を払い、民族融和を伝えているのか、、子どもたちはそれを理解して守っているのか、、と。
そして、
本当にリーダーシップのあるリーダーの言葉は、人を動かすと言うけど、本当だなぁとしみじみ思ったのです
HDBで実際に暮らしているからこそ伝わってくるのですが、違う文化や風習の人同士が仲良く暮らすのは、傍目で見るより大変なことです。
音や匂いなど好むものが全然違う文化同士が、隣合わせで直接関わってくるからです。
もちろん、違いを理解し、好きになれたら良いけど、そうでなくても受け入れていく必要があります
シンガポールの居心地の良さの理由に、触れた出来事でした