映画世界の建築家
こちら、
とっても愉しいオススメの展覧会です。
『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展
清洲会議までの映画美術の軌跡、そして…』
多くの三谷映画のセットを手がけてきた、
美術監督の種田陽平さん。
この展覧会では、
映画の世界観を大きく左右する、
壮大で綿密な種田さんのセット作りが、
どのようにして行われたのか、
『THE 有頂天ホテル』
『ザ・マジックアワー』
『ステキな金縛り』
この3つの三谷幸喜監督作品に関する
スケッチや模型、実際に使われた道具などから、
その過程を見ることができます。
※※※
今回はぜひ、
音声ガイドを聞きながらの観賞がオススメです。
なぜなら、
種田さんと三谷さんご本人による解説だから!!
貴重な裏話やご本人ならではの想いが聞けます。
そして、三谷さんパートは所々プッて笑えますw 。
1ヶ月ほど前、私はラジオ番組の中で、
種田さんにインタビューをさせていただきましたが、
とっても優しい、柔和なお人柄^^
その雰囲気通りの柔軟な思考と、
それぞれにビジョンを持つ監督に
寄り添うようなコミュニケーションは、
映画というある種限定的な世界の中で、
あんなにも自由な設計を可能にするんだなぁ。
限定的だからこそ、
私たちはそこからの広がりを妄想して、
無限を感じるのかも…。
などなど、ワクワクが止まりません。
「僕らの仕事は、
日々文化祭を繰り返しているようなもの。
だから、終わったら跡形もなく消え去る。
でもそこで作ったものは映画の中に永遠に残る。
そしてすぐ、
次なる文化祭準備へと取り組みわけだから、
寂しがったり、
名残惜しく思っている暇はないんです。」
絶え間なく挑戦を続けるエネルギーは、
一体どこから湧いてくるんでしょう。
湧き出る泉みたいなクリエイティビティ。
11月17日(日)まで、
上野の森美術館にて開催中です。
ciao ciao,
maiko