どうも、眉柱・玉村麻衣子です。
漫画やアニメが大ヒットした『鬼滅の刃』。
その魅力のひとつが個性豊かなキャラクターたち。
実は眉に特徴を持つキャラクターが多数!
そこで今回は、無限列車編放送を勝手に記念して、美眉アドバイザーであり、顔の学問である嘉祥流観相学/学士の資格を持つ筆者が、『鬼滅の刃』に登場する8キャラクターの眉毛分析を再掲載いたします。
◆竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
本作の主人公・ 竈門炭治郎。
炭治郎の眉は" グッと角度がついた上昇眉 "。
上昇眉は表情を凛々しく、
意思のある顔立ちに見せることができます。
そして他のキャラクターと比べて眉が細いのも印象的。
眉は太く描けば描くほど、
男らしい表情になります。
そのため眉が細いことが、
彼のどこか繊細な雰囲気を醸し出しています。
ちなみに戦っていないときは
やや下がり気味のアーチ眉をしています。
こちらは穏やかで人が良さそうな印象に。
◆竈門禰豆子(かまど ねずこ)
竹をくわえた姿が印象的な
本作のヒロイン・ねずこ。
ねずこは眉頭の位置が高く、
"アーチ型の困り眉"をしているのが特徴的。
眉頭の位置が高いこと、困り眉であること、
このどちらも人が良さそうな顔立ちを作ります。

このアーチ型の困り眉こそが、ねずこの人が良さそうであどけない表情を作っています。
◆我妻善逸(あがつま ぜんいつ)
本作の中でも人気が高いキャラクター。
「超ネガティブで小心者」と「冷静で強い」の両極端な二面性の持ち主。
そんな彼の眉は、"淡い眉色の困り眉"。
眉色は、淡いと意思が弱そうに見えます。
また、困り眉は文字通り困った表情に見えます。
"眉色が淡い""困り眉"というダブルパンチが自分に自信がなさそうな彼の表情を生み出しています。
ただ、注目したいのが眉尻。
二股に分かれており、一方は下がり、もう一方は上昇しているのが分かります。
炭治郎のパートでご紹介した通り、
上昇眉は強い意思の表れ。
つまり、この二股の眉は「超ネガティブで小心者」と「冷静で強い」という善逸の二面性を表しているのでは…と推測できます。
◆煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
鬼殺隊の"柱"の一人、炎柱・煉獄杏寿郎。
文字通り炎のように熱くブレない
強い心を持ったキャラクター。
そんな煉獄杏寿郎の眉は
"濃く太く、毛が逆立った上昇眉"。
本作に登場するキャラクターの中でも、眉の濃さと太さは群を抜いています。
眉の濃さは生命力の強さを表します。
太く濃い彼の眉は、まさに男らしさと強さの表れ。
そして眉毛が上向きに逆立って
上昇しているのも特徴的。

毛が上向きに逆立っているのは
「心が戦っている」ことの表れ。
常に強い意思を持ち、心を燃やして戦っていた彼の魂そのものが表現された眉と言えます。
続きまして、鬼編!
◆鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)
※女性バージョン
本作の最大の敵、鬼舞辻無惨。
意に沿わぬ者は容赦なく抹殺する
冷酷非情な鬼の支配者。
女性の和装姿で登場したときの眉は、
「細めの上昇眉」。
細眉はやや神経質な内面を表し、
直線的な上昇眉は強い意思や怒りの表れ。
ただし眉は一直線ではなく、
眉頭が一度クッと上がっています。
そのことで、厳しい表情の中にも
涼しげで余裕ある雰囲気が感じられます。
また、眉頭の位置はやや内側。
眉頭は内側に描くことで眉間にしわがよったような気難しい表情に見えます。
・細眉→ 神経質
・上昇眉→ 強さ・怒り
・内側の眉頭→ 気難しさ
これが女性無惨の眉が表している内面です。
◆魘夢(えんむ)
鬼舞辻無惨の配下にある
精鋭部隊・十二鬼月である魘夢。
人の不幸を見るのが何よりも好きという
嗜虐的な性格の持ち主。
そんな彼の眉は、
内面と真逆の「困り眉」。
直線的な困り眉は、
内向的でおとなしそうな印象に見えます。
魘夢の困り眉が作る表情は、
ときとしてあどけなさすら感じられます。

一見おとなしくてあどけない顔をしているのに、実は嗜虐的…
その見た目と内面のギャップが、魘夢のサイコな雰囲気を作り出していると考えられます。
◆累(るい)
同じく十二鬼月の一人である累。
何を考えているのか分からない
不気味な雰囲気のを持つ彼。
眉の最大の特徴は「眉がない」こと。
眉は表情を生み出すパーツ。
怒ったときは眉が吊り上がり、
悲しいときは眉が下がります。
そんな眉がないと喜怒哀楽が顔に表れにくくなり、表情が分かりづらくなります。
彼のつかみどころのない雰囲気は、
眉がないことで作られていると考えられます。
◆猗窩座(あかざ)
十二鬼月の中でもより階級が高い
上弦の鬼である猗窩座。
彼の眉は「ピンク色の下がり眉」。
物悲しげな雰囲気が漂う彼の眉は、一見、魘夢の困り眉と似ているように見えますが、眉頭のデザインが似て非なり。
眉頭がクイッと上がり、
そこから急降下していることが分かります。
この眉頭の形が、悲しそうでありながらも、どこか人を見下しているような表情を生み出しています。
そしてピンクの眉色にも注目!
赤味がかった細眉は、
色気のある表情を生み出します。
舞妓さんや稽古さんも、実は眉を赤系で細めに描かれています。
肉体派・武闘派であるにも関わらずどこか妖艶な雰囲気が漂って見えるのは、赤味がかった細眉が大きな要因になっていると予想できます。
ちなみに無限列車編で猗窩座と対峙した煉獄杏寿郎は、濃く太く上昇した眉。
人の弱さを嘆き見下し殺そうとする猗窩座と、
人の弱さを受け入れ、罪なき人々を守るために心を燃やして鬼と戦う煉獄杏寿郎。
そんな2人の眉は真逆であることが分かります。
このように、各キャラクターの持ち味が存分に眉に反映されていることが分かります。
是非、キャラクターの眉にも
注目して作品を楽しんでみてください^^
goodbye with a smile. ☺︎
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