水上家屋の「大澳」後編 | めくるめく日々のめくるめく香港

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前回は私の目がショボショボしたところで終わりましたが。


ピンクイルカとは中華白海豚(シナウスイロイルカ)のことで、大人のイルカはピンク色をしています。


ピンクイルカを見に沖へ出たボート。ボートの上から遠くに見えるのが、建設中の橋。




香港空港マカオ中国珠海市が繋がる「港珠澳大橋」


全長42~50kmで、片側3車線の自動車専用の橋。

2009年から造り始めて、2017年末に完成予定です。

例によって完成予定は当初の計画よりどんどん延びています。


お金がね、思ったよりかかるんだって。そういうもんだよね。だいたいね、オリンピックだって…(以下長くなりそうなので自粛)


その他にも遅延の理由は色々ありますが。


これが完成すると香港空港→マカオまで約30~40分で行けます。

総工費は2兆円超。


私達はピンクイルカを目にすることは出来ませんでした。昔から、アタリハズレがあって見られないこともあると言われていましたが、最近ではほとんど見られないっぽいです。


2003年に158頭くらいいたのに
2011年には78頭
2015年には約60頭。

準絶滅危惧に指定されています。


乱獲・高速フェリーの通行量増加、そしてこの橋の建設が原因だと言われています。


だからボートに乗っていても心踊りません。


同乗した中国人カップル、欧米人ファミリー、乗客の誰にもイルカが見られるとイイネ!みたいなハッスル感は無い。たまたまテンションが高い人がいなかったのかもしれないけれど。


そもそもボートの操縦士のおじさんは、最初から最後までひとことも話さない。そうして波の上で時々ボートの場所を移動する。ピンクイルカを探し求めて。たぶんそうすることに決まっているのだろう。


こうして静かにみんなで海に漂って、ぼんやりピンクイルカのことを考えていると、そのうちふと、おじさんは何も言わないままボートを大澳の街に向けて走らせる。


それがこの30分のボートの旅です。棚屋
とピンクイルカ。


というわけで、ピンクイルカを目的に来ると会えずにガッカリする可能性が高いと思います。


しかし水上から棚屋を見せて頂けるのは私にとっては価値のあることでした。


ボートを降りてから
棚屋の街の中を歩きました。



たまに迷いながら。



細い道

住んでいる方がいます



わたし、ここ、行って見せて頂いて本当に良かったです。


実は棚屋より西に徒歩15分くらいのところに

大澳ヘリテージホテル(大澳文物酒店)があります



昔、警察署だったところを改装したというホテルなのですが、

ホームページの写真で見る限り凄くカッコイイので、ぜひチェックしてみてください。


香港に住んでいても泊まりたいくらい!かなりベニスっぽいでーすイヒ


おしまい

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バス時刻表はこちら

私はMTR東涌駅(最寄はBとC出口)を出て「東涌市中心巴士総站」というバス停で11番のバスに乗りました。このバス停は東涌駅バスロータリーではなく、そこから1~2分歩きます。「達東路」沿いです。日曜だけ運賃が上がります。10~25分間隔で出発します。栃木のいろは坂なみに揺れます。終点の「大澳巴士総站」で下車します。

その他のバスはこちら↓



大澳バス停と、棚屋までの地図です




【参考サイト】
大澳 Wikipedia
Geocities
Veltra
大澳ヘリテージホテル
香港BS 香港↔マカオ橋
マカオ新聞 港珠澳大橋
蛋民
AFP
AFP 2015.12
朝日新聞