983/1000 | まいけるのおうち

まいけるのおうち

なんとか続けてます。

骨髄バンクに登録を!と呼びかけるCMをご覧になったことがある方は多いと思います。僕もドナー登録してみようかと思ったことはあるのですが、実際に提供者になる時に骨髄を取り出す作業にはすごい低い確率ではありますがリスクがあるそうなので、ビビってましてまだやってません。





骨髄移植が必要な人と言うのは白血病の患者さんが多いのですが、簡単に言うと骨髄に含まれる「造血幹細胞」が欲しいからなんですね。人間の身体には常に血液の成分を作り出す組織があるのですが、それは主に胸骨や腰椎や大腿骨の骨髄で多く作り出されていると言われています。それが「造血幹細胞」です。



で、このブログはJWネタなわけですから、もちろんJWに関係する話をするわけですが、JW的には骨髄移植は全然OK!なわけです。でも、個人的にはどうなのかな?と思います。まず、JWが骨髄移植OKというソースを提示します。



ものみの塔1984/8/1 P31【読者からの質問】

「血液が骨髄で作られることからすると、クリスチャンは骨髄移植を受けることができますか」



人間の骨髄移植に用いられる骨髄は生きた提供者からのもので、採取された骨髄には幾らかの血が含まれているかもしれません。ですからクリスチャンは移植用の骨髄が-自分にとって-単なる肉片に相当するか、あるいは血の抜かれていない組織にあたるかを自ら決定しなければならないでしょう。



 引用終わり。(もちろん原文は太字ではありません)





骨髄に幾らかの血が含まれているというのはいかがなものですかね?骨髄成分の内訳は、



造血幹細胞  1.7%

血液成分   98.3%



なんですよ。その事実を知った時に多くの信者はそんなに血液成分が多いのなら骨髄移植を受けるのは止めておこう。と思っちゃったりするかもしれませんね。普通、98.3%のことを「幾らかの血が含まれている」という表現はしないと思いませんか? 98.3%って1000分の983ってことですよ。逆に1.7%の方が少数すぎて無視されちゃうようなそんな数字ですよ。逆なら分かるんです、血液成分のほうが1.7%って言うんだったらね。



誤解を恐れずに言わせて貰えば、骨髄移植は輸血である。とも言えるかと思うのですが。ほとんどの成分が血液なのに、これを血液と言わずしてなんと呼びましょう。





骨髄移植とは、「ごく僅かな骨髄液が含まれた輸血を行うことである」と言う認識でよかろうかと思います。





もちろん、骨髄と血液成分は医学的にも別物(医学的には1.7%だろうとその働きの大きさで区別する)なんですけども、「幾らかの血が含まれている」と言う表現を信じてしまったが故に、「私たちは血を避けています!」と言うJW信者としての良心は痛まないのかなあ?なんて思ったもんでして。僕が細かすぎるだけですかね? それともJWの人たちが大雑把なだけでしょうか?(^^;