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​おすすめホワイトデー












​妊娠を伝えた日のこと。




このときのドライブデートの翌週、





お互い午後からお休みをとった日がありました。

(としくんは元々有休ではない方法で会う予定でしたが、成り行きで。)






私たちがよく行くホテルは、お昼の時間帯に行くと5時間くらい滞在できるので



ランチをテイクアウトしてホテルで過ごして、夕方になる頃。





私は妊娠を伝えることにしました。

時期は妊娠3ヶ月の頃です。






「こないだ子どものこと聞かれたけど、実は今妊娠してるんです。今3ヶ月。」





どういうテンションで話したらいいかわからず、暗くも明るくもないような感じで淡々と話しました。





としくんは最初の一言こそ




「え、そうなの?おめでとう。そっか‥。」




というような感じでしたが、みるみる間に泣き出しちゃって、過呼吸状態になっちゃって。





私も

「ごめんなさい、ごめんね、ほんとにごめん。」


としか言えない時間が続きました。






前回の記事に書いたようなことの一部も説明して、




まだ旦那と、自分の親にすら話したばっかりで、しばらく他の誰にも言うつもりはないけど、としくんにはもう言わないといけないと思ったこと





すでに悪阻も始まってて、こうやって長時間会うときとか、特にお出掛けは気合いを入れて会っていたこと、でも会っている時間は本当に楽しかったこと





だけどもう続けていくことは難しいと思うこと





そんな話をしました。





としくんはその間もずっと号泣過呼吸で、正直ここまでひどい状態になってしまうとは想像していなくて。






どうしよう





というのが私のそのとき抱いた正直な感想でした。






「これが最後なの?」

と泣きじゃくるとしくんに対して




冷たいと思われても「そうだね」

と頷ききれたら良かったけど、ここでも弱い自分が出てしまって言えなかったです。






私っていう人間はどこまで弱いんだろう。

どこまで嫌われるのが怖い人間なんだろう。





結局一緒になって泣いてしまいました。






そんなこともあって、これから具体的にどうするという話はならなかったけど




今日限り、金輪際仕事以外では会わない



ともならず、そろそろ帰らなきゃいけない時間になりました。






帰る前、私がシャワーを浴び終わったとき、


「もう一回(SEX)したい」


と言われて、


「無理だよ、それにもう帰らなきゃいけない時間だよ?」


「でもしたい。もう出来ないんでしょ?」



っていう謎のやりとりがあって。

なんかもう泣きすぎてテンションがおかしくなっちゃったのかな?




謎すぎたけど、泣き止んだならよかったということにして(さすがに3回目は断って)





帰り支度するころにはまたお通夜のような状態になってそのまま帰宅しました。