ミュージカル『サイト』全公演の中止が決まりました。
改めまして、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
詳細は、オフィシャルサイト「ひなの万葉集」インフォメーションをご確認ください。
どこの業界も皆苦しい時。
医療現場はさらにひっ迫している。
仕事の関連で医療関係者と接する機会が多く、昨夜も電話で話を聞いていましたが、現場の生の声は、テレビで放送されているよりもっと‥えげつない。
エンターテイメントを生業としている身でも、舞台がどうのととても口に出来なかった。戦乱の世かと思うほどに現場は深刻な状況に置かれている。
毎日大勢の患者さんを看ながら、コロナ患者の受け入れも始まり、このままICUが埋まれば手術が出来ない、が病気の進行だって待ってはくれない‥行き詰まった現場の声と改善策をどうにか政府に届けるため寝る間を惜しんで資料を作っている。
そういう方々の尽力を思えば、我々に出来る唯一のこと、それは危機感を持つことだろうと思った。
私は、コロナ禍において、エンターテイメントが真っ先に蔑ろにされることには疑問を抱きこそすれ、それらが生きる上で不要とは全く思わない。
提供する側も、それで生きているのだから。
ただ、決められた期間、足並みを揃えましょうと言うのであれば、ここで一度、緊張の糸を締め直す時なのだろうとも思う。
同じ期間でも、諸外国のような厳しい措置を取れば、一定の結果は見込めるだろうしその先に希望も持てそうなものだが、ここ日本では様々な法律の壁が立ち塞がり出来ない。
(今年に入っても未だに"ソーシャル"ディスタンスという言葉を用いているのも日本ぐらいではとおもうけど)
憂いても仕方ない。
何かが動くわけでもない。
つまり返せば、自由があるは個に責任があるということ。
出来ることは限られているけれども、一歩外に出た時の、一人一人のすこしの意識が、全体で見たら大きな動きになるんじゃないかなと私は思う。
先が見えないと苦しい。
だからとりあえず5月11日まで、
もう十分がまんしている人は、そのままで。
それぞれの生活の中で、出来ることをしよう。
cherish now... 今を大切に
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