滋賀に住む祖母から小包が届いた。


お米や果物、手作りのお餅などとは別に、紙袋がひとつ入っていた。


中を見ると、着物だった。


ただの着物じゃない、祖母によってアレンジされたニ部式着物だ。






着物と言うと、


「よし今日は着物を着るぞ」


という少しばかりの意気込みが必要だが、祖母は、「着物はもっと日常生活の中にあって良い物だと思う」と常々言っている。


着物も浴衣も、なにもお正月やお祭りにしか着てはいけないなどという決まりはない。


祖母自身も、まるでクローゼットから"今日はこれ"と選ぶような気軽さで、和服を着ている。もちろん洋服も着る。


私はいつも、素敵だなと思っている。



そんな祖母が作る二部式着物は、簡単に着られるので、「着物を着る」という壁を一段階下げてくれる。



私の話をすると、着付けは元より宝塚音楽学校では日本舞踊の授業の際5〜10分で着なくてはいけなかったため、"着られない、着るのに時間がかかる"などのハードルは無い。


ただやはり、「よし、着るぞ」は必要なのだ。



そこへ、だ。



ふいに届いた祖母の二部式着物。


二部式には、ある程度着付けをするものもあるのだが、今回送られてきたのは上が羽織になっているもので、よりサラッと着られるものになっていた。




中に着る用だろうか、着物の生地で作ったカットソーも入っていたが、今回は「和✖️洋」を楽しもうと、あえて普通のカットソーとの合わせに挑戦してみた。





襦袢からカットソーに変わるだけで、かなり楽に着られ、見た目にも新鮮だ。



せっかくなので、草履ではなく、ファー付きサンダルを履いてみる。






正解などはわからない。

ただし、ファッションの根底にあるのは、結局 <楽しむこと>だと思うので、私の中では満足のいくコーディネートが出来た。



(ちなみにかんざしは、以前、朝水りょう氏からお誕生日にもらったもの。イケメンさんがこんなに可愛いらしいかんざしを選‥‥時が経っても悶える案件)




実はこれを着たまま次の現場へ向かったのだが、(勿論、TPOは心得ているつもりだ)


案の定「お祭りかなにかあったんですか?」と聞かれた。


だけど、「今日はこういう気分だったので」と答えると、思いの外すぐに納得してもらえたばかりか、お褒めの言葉をたくさん頂いたので、

「祖母の手作りです」

と自信満々に言ったのだった。





中の服を変えて、いろんな雰囲気を楽しみたいと思っている。




東京に住んでいて、なんでもない日に着物を着るのはちょっと勇気がいると思っていたけど、自分が思っているより、人は他人に無関心。

 

そんなことよりも、 「私はこれを着たいから着るの」と、ちゃんと自分の軸を持っていたいなと思う。



集団生活が長かった分  "ちがうことをするよりも周りに合わせるほうが安全"  、というような意識が根付いてしまい、私はずっと矯正したいと考えている。


もちろんそういう意識も必要だとは思うが、過度な意識は、私にとってネガティブな行動に繋がる要因になることが多い。


人に迷惑をかけないのは当然のことながら




ちがい、を恐れずに、

自分らしく強く生きたい。




すこし話が逸れたけども最後に‥

おばあちゃん、ありがとう。





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