私の2020年

2020年を振り返る。



思い返せば去年の年越しは、中国のホテルのロビーに居たんだっけ。


中国のお正月は２月だが、私たちがカウントダウンをしていると、現地のサポーターさんや、通りすがりの方も一緒にカウントダウンしてくれて、胸が熱くなったことを覚えている。



広州、上海、北京を回らせて頂く公演は、元宝塚の方々とご一緒で、その緊張感に懐かしさがこみあげながら、久しぶりに娘役というものを演じるのも楽しかった。




何より、お客様があたたかく、拍手や声援がとっても嬉しかった。

そう、大事な感情を思い出す日々でもあった。




帰国後２月は、
銀座のクラレスさんでダンスクラス代講
日比谷のメガロスさんでシアタージャズのクラスを担当しながら、３月のソロライブに向けて、打ち合わせや練習を重ねていく日々だった‥




が、そのうちに状況はどんどん悪くなり、

３月のライブは直前で延期となってしまった。
未だ開催の目処は立たない。


(絶対にいつかきっと‥！)


そして、
誕生日の3月3日、
ファンクラブ「花びらのウィンク」が設立。




同じ日にオンラインサロンも同時設立予定だったが‥間に合わず、4月26日に「オンラインサロンtumugu」が新設された。





これは私にとってとても意味があることだった。

なぜなら、この二つは、コロナとか関係なく、去年の秋頃から進行していたものだったから。
　
色んな影響を受けて当初より時間がかかってしまったけど、その分、愛着がある。


tumuguは、2月1日にリニューアル予定

このリニューアルは、現メンバーさんの様子や、頂いたお声を受け止めて、今あるコンテンツをより使いやすく、よりお楽しみ頂けるようにするためのものであり、さらに、広く知ってもらえるようサロンの入口を広げるためのものです。

現在休止しているので新しいメンバーさんは受け付けられませんが、リニューアル後に期待していて欲しいです！


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３月以降は、舞台やイベントなどは全て停止となった。


ステイホーム、、家で過ごす日々。





こんな日が来るなんて、こんな時代が来るなんて、信じられない状況におかれていた。



救いは、


その間、イラストのお仕事をいくつも発注して頂けたこと。





SNSを通して、応援してくださる方々とこれまで以上に繋がりを感じられたこと。




ファンクラブや、オンラインサロンという、クローズドな場所で様々な感情を共有できたこと。





苦しみの中にも幸せはあるんだなって思えた。


自分だけじゃなく、自分に関わる人たちからも、元気をもらっている、という言葉をもらえて嬉しかった。



すこし状況が良い方へ傾きはじめ、８月本番の舞台が決まった。

　
６月末からお稽古が始まり、毎日、心がわくわくした。





お稽古は、マスクとフェイスシールドの二段構えで、共演者の顔を初めて見るのは通し舞台稽古という、これも人生初めての経験だったけど、久々の板の上はやっぱり楽しかった。



千秋楽から２週間が経つまで気が抜けないのも初めてだったが、何事もなく安堵した。




そこからまた雲行きが怪しくなってきて‥

いくつかイベントも消えたが、


気持ちを切り替え、来年に向けての打ち合わせや、イラストの仕事に専念することに決めた。



オリジナルグッズショップ「ちっくちゃんのおみせ」もオープンした。



これは実は数年前からやりたいと思っていたことで、口にこそしてはいたけど、なかなか実現できずにいた。

時間ができたからこそ、形になったことだと思うので、きっかけをもらえて良かった。



そして、驚いたのは
自分で生み出したものを、実際に手にしてもらえるという、今まで感じたことない喜び！だった‥！！



１１月に入り、１２月のライブツアーの話が舞い込んできた。
企業イベントなのでファンの方に来て頂くことはできないものの、人前で歌わせて頂けるのは素直に嬉しかった。




年末さいごには、ある撮影をしてきたのだが、、これは、来年、明らかに☺︎



停滞していたような2020年も、
こうして振り返ってみると、
色んなことが「始まった」年でもあった。


そのすべて、
自分一人では出来なかったこと。



私に力を貸してくださった方々に、支えてくださった方々に、感謝してもしきれない想い。







宝塚を退団してから、色んなお仕事をさせて頂いてきた。

事務所に属さずフリーでいた時期もあり、その間、何人もの芸能関係者に会った。いくつかの大手事務所にも伺った。

　
ほとんどの人が、こう言った。


「何が一番やりたいことなの？」

「器用貧乏だよ、一つに絞ったほうがいい」

「二兎を追う者は一兎をも得ずって言葉、知ってる？」



歌？芝居？

舞台か映像かだったら選べる？

イラスト？だからそれはブレるって。
　



そう言われても‥

私は、何日も頭を悩ませた。


何が一番、、？

なんだろう。


だって、宝塚に居た時だって、歌って、踊って、お芝居して、舞台だけじゃなく映像も出て、全部楽しかったのに、少なくともこのどれかなら、どれでも楽しくやれると思う。
絵を描くことは、もっと昔から大好きだし、それをお仕事で受けられるなら幸せだ。



何かを選ぶということは、
それ以外を捨てること。


出来なかった。



それが間違っているとはわかっていても。



だけど、

この2020年。


皆が想像もしていなかった状況下で、

あのとき、どれかを選んでそれ以外を捨てきれなかった自分に、心底感謝した。


じゃなかったら、
今頃全く別の道を考えていて、東京にもいないかもしれない。



所謂、万人が想像する"成功"には、
なんでもやる、は遠回りなんだと思う。


だけど、私の人生は私のもの。


来年も
やりたいことをし、
そのためにすべきをことをし、

自分の心に正直に生きたい。



そして、これからも幅を狭めず、新しいことにも意欲的に挑戦していきたい！！




こんな、ちょっと頑固な私だけど、

案外折れやすいので‥‥

何が言いたいかと言うと、これからも応援していただけると、とってもとってもありがたいですし、しゅんっとなっていたら優しくしてもらえたら嬉しいです。





頂いた愛は、全力でかえして参りますゆえ！！！




2020年、寄り添ってくださった皆さま、ありがとうございました。

私の2020年備忘録に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

　

まもなく年越しとなりますが、


皆さま元気に新年をお迎えしましょう！





cherish now... 今を大切に

ひなの🌸



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