「はいからさんが通る」は、初演を日本青年館で観劇したが、今回の大劇場での再演は、同期の柚香光トップお披露目公演とあって、どうしても観たかった。
けれども、しばらく変動的なスケジュールが続いていて、2、3日先の予定も確実では無い状況下で、観劇予定を組むことが出来ずにいた。
そうだ、千秋楽のライブビューイングだったら!と思い立ち、前日の夜、ついに幸運のチケットを手にした。
初めての、映画館での観劇、、
なんだか不思議な緊張感の中で幕を開けた。
漫画が原作の公演に多くみられる、まずは登場人物紹介から〜的なスタイルのプロローグが大好き。ワクワク感が加速する感じがたまらない。
驚きだったのは。
何を今更と笑われるかもしれないけども、
ライブビューイングってば、こんなに近いの!?
ルボタン(アイライン)のはらい方や、シャドウのラメの粒まで見えるのね。
柚様の、こめかみから斜めに入れたハイライトが美しかった。(翌日早速、ハイライトの入れる位置を真似てみた)
双眼鏡でも、ここまでは寄れない。
ライブビューイングの感想ばかりになってしまうけど、もう一つ驚いたのは、マイクの音を拾いすぎるくらい拾うんだなということ。
配信も同じかもしれない。
劇場だと空間に吸われてしまう音までもダイレクトに拾うので、息遣いがすごく聞こえた。
もちろん、それが臨場感とも言えるけど、発声法が顕著にあらわれるなぁ、というのも思った。
最適な息の量でしっかり音で響かせる発声をしている音くり寿ちゃんの声は、とてもクリアに耳に届き、素晴らしかった。彼女は所謂、マイク乗りが良いと言われる人だと思う。
配信を通した時の聞こえ方は、今回大変勉強になった。
それにしても彼女は良い役者さん。花より団子の時の狂気を帯びた芝居も忘れられない。
さて。
再演だけど初演を観ているような新鮮な気持ちで楽しめたのは、出演者の皆様の尽力だろう。
柚様は、語りきれないくらい、とにかくマシマシでかっこよかった。
それを語らせたら、変態発言が過ぎて多分ひかれると思うので自重する。
マスクの中で唇噛み締めて悶えていたことだけ伝えておこう。(十分気持ち悪い)
専科のじゅんこさんと美穂さんの安定感。
しょみちゃん(真鳳つぐみ)のばあやは、可愛かったし、小芝居にも目が離せなかった。
柚様とみなみ二人が負傷するシーンは、2度目だけどまた涙。
それにしても鬼島さんがやり手すぎ。だって、場面転換直前で「お前おれに惚れてるだろ」って!
私が演出家だったら興奮のあまり、ちょちょちょ、今のところもう一度って言っちゃいそうだわよ。
声を発してはいけない、というご時世柄の状況も相まって、余計に声を発せないもどかしさを感じてしまった、、。
永久輝くんが初舞台生として星組に来た時には、ラインダンスの衣装を着ているにも関わらずその姿が王子のようで、目を疑った。
勝手に「プリンス」と呼ばせて貰いながら、オーラって‥これのことなんだろうなって驚いていたものだけど (もう一人私が同じように感じた方が今星組にいらっしゃる)
今回、彼女の舞台姿には、驚きと感動を覚えた。気付けば何発か、撃ち抜かれていた。
デュエットダンスも素晴らしかった。
柚様と華ちゃんのおでここつんに衝撃を受けたのは私だけではないはず。
少なくとも、私の隣の席の人は私と同じだったとお見受けした。
というか、隣の人が逐一同じポイントで身を固めるので、本編からずっと、"うんうん、同じ気持ちです。"と思っていた。
柚様の凄さは、相手役に全愛情を注いでいる姿をお客様に魅せるうまさ。どちらも置いてけぼりにしない。
全力で応える華ちゃんも愛らしくて、すごく素敵だった。
卒業されるのは寂しいけれど、先日のキラキラした姿に、少し納得‥
退団を決めた人は舞台でこれまでに無いくらいの輝きを放つとはよく言ったもので。退団公演までの間に、さらにその輝きを増されていくことと思う。
けれども、真っ直ぐで、誠実で、
お客様への感謝の気持ち、
きわちゃんへの言葉、、
全部ほんものだと分かるから、終始、胸を打たれた。彼女は本当に、心の綺麗な優しい人。
「できたぁー‥」
花組ポーズをしながら安堵の気持ちを噛み締めるその姿に、スクリーンを見ながら、両手の指3本を合わせて小さく小さく拍手した。
cherish now... 今を大切に
ひなの🌸
ブックマーク宜しくお願いします!
真衣ひなのの全SNSがここに集約。
(Instagram、Twitter、youtube、アメブロ、ファンクラブ、オンラインサロン)
写真や動画などの限定コンテンツが公開。お誕生日にはメッセージが届きます。
日常を元気に楽しく、同時に美しく…を応援する大人のサークル。
セルフヘアメイク動画の配信、仲間とのトークルームを通して、繋がりを深め、もっとワクワクする毎日に。