あ、もう半年も経ってしまった。
まるで嵐のような日々だった。実は既に新天地で新たなプロジェクトに取り組み始めている。それはともあれ、まずは。
3月中旬のこと。
もう過ぎ去った日の備忘録的なヤツを徒然と。メンドクセーからザッとやりますよ~
3月末でデパートへの出荷が急きょ終了することに決まった。本来の予定では4月末か5月初旬頃まで出荷するハズだったのだが。それから移転へ向け農場の解体→更地化→引っ越しで5月末頃に引っ越しできるかな、という感じだったのだ。
しかしながら予定外に一段と産卵数が落ち込み、段階的に減らしていたチキン達ももはや通常時の1/3~5の数になっていたため回復不能と判断。バイヤーと相談の上、もの凄く迷惑をかけるものの致し方なしということで2か月前倒しで農場閉鎖となった。
予想より遅れて最後の桜が咲いた。
ほぼ同時にプラムの花も。
当初2-3mものセイタカアワダチソウに覆われた、ただの荒れ地だった。2011年春頃植えた果樹やティーツリーの木が13年でようやくここまで大きくなったのに。この景色を見ることはもうできないんだな、と思うととてつもなく淋しさが込み上げてくる。
と、切なくなっている場合じゃないぞ。これから最後の大仕事が待っている。
そして3月末を以ってニワトリノニワ四万十編からの出荷を全て終了。数日前から引っ越しの準備として書棚の本を段ボールに詰め始めていた。
従業員を集めて、と言っても産卵数が低迷してから徐々に減って2名だけになっていたのだが、昨年末移転の話をしたら1月の初め農作業員が突然来なくなった。初めから様々の依存症のような特殊な感じの人物だったので移転の話に相当ショックを受け裏切られたと思ったのだろう。
散々迷惑をかけのたうち回るように去って行った。面接の時に聞いた話だとこれまでも同様の辞め方で職を転々とし東海地方から逃げるように知人も居ない四万十に来ているらしい。それからは週3日出荷担当Yに継続してもらって後は全て一人で運営せざるを得なくなった。
残念ながら最後までスタッフには恵まれなかった、という訳ではない。出荷担当のYはなんとニワトリノニワ最長の7年半も務めてくれた。立ち上げから14年目だから歴史の半分を手伝ってくれたことになる。冗談が良く分かり気の利くヤツだった、と褒めておこう。
四万十最後の桜が散る前に卒業。
こんなショーモナイ経営者によく付き合ってくれた。後半人材難の中だいぶ助けられたな。
最後まで有り難う。
さて、感傷的になってないでお引越しの準備。次いこ次