創作者の思い 苦い思い出 | ひなたぼっこ♪(^^)/

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こころがゆれるとき、成長のチャンス。
生きるって・・・大変です。
でも いまそれなりに幸せです。

芦原妃名子さんの関連のネットニュースを見ていて

数十年前の出来事を思い出しました

 

20歳台の時、図書館で確か「心に残るいい話」のようなタイトルだったと思います

いろいろな人のエッセイを読み、とっても感動しました

心の奥底で、こんな素敵な本に載るといいなと思っていました

でも、その頃は文章は書いていませんでした

 

30歳台のときご近所の童話の全国公募の優秀賞にえらばれたり、地元のミニコミ誌のエッセイコンテストで優秀賞をとるほどの才能を持った、すてきな文章を書く心もすてきな9歳年上の女性と知り合いました

その女性の勧めで、新聞投稿を始めました

 

いろいろなエッセイの投稿を始めて3年経った頃

地元新聞社で初エッセイ集の本を刊行することが発表されました

新聞紙上で公募が行われました

応募数263編の中の61編のひとつに選ばれました


 

本題はこれから

 

新聞社から、校正原稿が送られてきて

数カ所訂正したくらいで返送

 

出来上がった本を頂き

自分のエッセイを読んだ時に違和感が・・・・

最後の締めくくりの文章のなかに

私の言葉でない

書いた覚えのない 

違和感のある文章が2行

50字くらいが挿入されていました

私の思いのない文章 説明のような

自分では絶対使わない言葉たち

それこそ(蛇足)の言葉がぴったり

それでも、初めてのことだったので

仕方がないとスルーしました

 

予想ですが、多分50字くらい原稿が足りなかったのでしょう

 

 

それでも、ずっとこころの奥に願っていた望みが叶ったので

嬉しさの方が勝っていました

 

この新聞社初の試みのエッセイ集は

3集くらいまで出版されました

 

2集は、書きたい思いがなくて応募しませんでした

3集は、その頃、天に召されたクリスチャンのお義父さんのことを伝えたくて応募

掲載されました

 

今度は1集の苦い思いのリベンジで

しっかり校正しました

 

ちなみに、その後新聞社から第1集の61編から、全国版の珠玉集に載る7編の中に選ばれたと連絡が入りました

 

講談社から発売された

全国版のエッセイ集

まさに夢が叶いました

それでも、読み返すたびにその思いがよみがえります

 

たった50字の自分と違う思いの文章だけでも、苦い思い出なのですから

 

心を尽くして、命を尽くして創作された芦原妃名子さんの思い

分野も違うし、素人の私には及ばない

はかり知れない心の痛み無念さだったと思います

 

心より 芦原妃名子さんご冥福をお祈りいたします