マリン・カーニバル ⑥ | あの時の気持ちを言葉にできたら

マリン・カーニバル ⑥

2007年10月 海③


気を取り直して、先生の漕ぎ方をじっくり観察。
やはり上手な方の動きというのは、合理的だと思います。
問題は、
その合理的な動きを実際に自分達で体現できるかどうかなのですが。。。


オールを左手は逆手、右手は順手で握り締め、
みんなで一斉に漕いでみます。


ボートの重量と乗組員のそれを考えると、合計で1t近い重量となる上に、
このボートを進めるためのオールというのが
長さ約3メートル数十センチ、重さ約10数キロで
握り締める部分の直径が9センチほどある代物。
とうてい
片手でブンブン小枝の如く振り回せるものではなく、
とにかく重い。(´Д`;)


腕力だけでオールを漕ごうとすると、
「あっ」という間にスタミナを消耗し、バテてしまうので
腰を中心に脚力、背筋、腹筋、腕力をバランス良く
使わなくてはなりません。


また、周りと漕ぐタイミングを、きちんとを合わせてないと、
即、”ハラキリ”というペナルティーがわが身に襲い掛かってきます。

と言うのも
大人数人の力で約1000kgニュートンの推進力を作り出しているこのボート。
タイミングが悪いと、ずれた漕ぎ手のオールに抵抗が集中し、
大人一人の力ではどうしようもなくなり、てこの原理も相重なって、
手にしていたはずのオールの先が、おもいっきりお腹に突き刺さってくるのです。



乗組員A「げぼぉっ!(>д<;)━<



乗組員B「げぼぼぉっ!(>д<;)ノ━<



乗組員C「げぼぼぼぉっ!(>д<;)ノノ━<



コマンダー「ぅわぁあぁぁあぁ~!ストップ!ストップ!! ヽ(>Д<;)ノ

      

      「オールすぐにあげて!!!



私「・・・・・・・」




カッターボートで、はりきって


・・・・・・・


・・・・・


・・・


ハラキリです。(涙)