三度(みたび)コートの話 | マイエのブログ

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ピグ日記\(^o^)/

 

ちょっと一服w

 

★おことわり  この記事、長いです。なんかとてもだらだらしている。読まれたかた、途中で飽きちゃうかもしれません。そしたらゴメンネ。

 

 

マイエは2014に、最初の「コートの話」を書いた。10年前だ。そして2019に、二度目

 

の「コートの話」を書いた。初めから見ると10年。10年の間にたまったコートの数たるや。

 

恐ろしいから言わない。んで久しぶりにコート熱が出たか(去年も散々買ったけど)「あるっつ

 

うの!」「だから、あるってば!」という心の叫びを無視して、今年もどうしても新しいコート

 

を買ってしまうのだった。

 

ダウンのロングコートに関しては、さすがに値も張り、置くとこもないから、そんなには買って

 

ない。ずっと愛用してたオリーブグリーンのをちゃんとなきものにしてから次を買った(マイエ

 

にしてはすごい珍しい行為)。LLビーンの濃ブラウンのフツーのロングダウンコートで、黒じ

 

ゃないところが気に入っている。だってさー、どなたもどなたもどなたも、こぞって黒のダウン

 

をお召しになるんですもの。お金持ちとおぼしきかたの、冴えた深い黒のダウン。マイエとおん

 

なじ庶民派のおばちゃんの、目立ちたくない一心で着る黒のダウン。いずれも黒のダウンよ

 

ね。それに逆らって着るブラウンのロングダウンであったとさw LLビーンはオサレではない

 

が、そもそもイギリス式はちょい野暮こそが本筋の、つまりダサ味あってこそのトラディショナ

 

ルであるし、そこから派生してアメリカ式はもっとカジュアルに質実に、それこそ山登りでも平

 

気だよっ、なスポーツブランドがダウンコート作ってて、LLビーンもその1つであるからし

 

て、オサレでなくていーのだ。 何を言ってるかつうとですね。防寒野外コートというものは、

 

いろいろとイギリスで工夫され始め、ラベンハムもバブアーもイギリス伝統の「瀟洒に垢抜け

 

てないけど、風の吹きすさぶヒースの荒野のお散歩とか乗馬とかには暖かくてきちんとして、

 

もちろんそんな軽々しくオサレなんかじゃなくて、ずっと変わらない『良きもの』なのよ」と

 

いうコンセプトであります。んで、LLビーンやエディー・バウアーやランズエンドなんかは、

 

「活動的なアメリカンママン」がジーンズとスニーカーやレインシューズとかブーツなんぞと

 

一緒に着ましょうダウンコート、なんであるからして、毎年買い替えたりなんかしない、数年

 

ぶりに新しくしよっかなー、いつものあのデザイン、的な永続性を誇っている。英米のトラディ

 

ショナルウエアは、まさにそこが「かっこいい」のだった。つまり、「ださい」からかっこいい

 

というのが英米のカジュアルアウター世界であると思うものであります。エリザベス女王を頂点

 

とする貴族の奥方も、緑と茶の中間みたいな色の長靴をはき、衿にコーデュロイのついてるとこ

 

ろが何とも昔くさいキルティングジャケットなんぞお召しになり、庭仕事したりお散歩いったり

 

するのだ。そしてミシェル・オバマもきっと、鮮やかな色のダウンなんかでウィンタースポーツ

 

観戦でもなんでもするに違いない。

 

ちょっと探したら出てきたし。

 

(画像、お借りしました)

 

ね、ほら、このテイスト。活動的でキッパリして、シャレてないけどそもそも野外で活動するの

 

にシャレてる必要ある? という。

 

なんでこんなことを長々と書いているかというと、今回この種のフィールドウェアのブランドを

 

検索する度に「〇〇 ダサい」と出てきたからなのだった。んで、「〇〇を買おうと思うんだけ

 

どダサいですか」というやりとりで中心になるのは「もう流行ってない」「おっさんおばさんが

 

好んで着る」という点なのだった。

 

マイエはそれに答えたいw イギリス・アメリカの野外ファッションは、あんまり一時的な流行

 

りすたりを問題にしていない。そして、「はい、これらのブランドはおっさんおばさんが好んで

 

着ますよ」とw まあ、流行りすたりと英米カジュアルウェアは無縁のものと思うが、たしかに

 

50,60のおっさん、おばさんと同じコートは、そりゃああんまり着たくはないだろうな。

 

だけどその一方では、「〇〇をおばさんが着てはおかしいでしょうか」なんて聞く人もあったり

 

して、日本では、たった一枚のダウンコートを買うのがもう、大騒ぎなのよwwww

 

大丈夫。英米の野外ウェアは、30~100歳くらいを対象にしている(若い子はボマージャ

 

ケットとかモッズふうとか、トラディショナルじゃないもの)。

 

という訳で(なにが「という訳」だ!?)、マイエはすごく安くなってたラベンハムのキルティ

 

ングジャケットを買おうと思ったんだけど、なんか色目が、日本でマイエのようなチビデ〇のお

 

ばさんが着るには何とも明るすぎ(結構人目気にしてるwww)るように思えたのでやめ、かわ

 

りにLLビーンの「ウィンター・ウォーマー・コート」のダークグレーを買ったんであります。

 

これは、裏側の上半身がボアで、下半分と袖が中綿キルトになっているという。そしてえらく

 

あったかいんだという。なんせLLビーンのサイトではこのコートを「warmest」と書いてあっ

 

たんだもんw マイエがこれを買ったのは、「雨、雪の日のダウンほしい」と思ったのがきっか

 

けだった。結果的にダウンじゃないものを買ってしまったのであるが、十分あったかいらしい

 

し、表面のナイロン地の優れた防風、耐水性はお墨付きらしいので、とにかく冬の風雨、に

 

備えるコートとして買った。なんせ、自転車やバイクで通勤なさるというかたが「ピッタリです

 

よ~」とコメントしてらしたので、「そうかそうか」と思ったのだ。

 

(画像、お借りしました)

 

これの、ダークグレー。マイエが着ると、もっと着丈は長くなって、膝上くらいになるでしょ

 

う、多分。

 

ちなみにロングダウンはもう一枚ある。すっごくムクムクの、大雪どんと来い、みたいな立派な

 

代物で、どっかにある。という訳でこの、「冬暖コート」が来て風雨に耐えるのを楽しみにして

 

おります。