ウクライナ情勢は、

●ロシア=プーチン=強者=悪
●ウクライナ=ゼレンスキー=弱者=善

という二項対立の二元論で論じられてます。

プーチン大統領は「狂気の人」などとのフェークニュースが飛んでます。

メディアとしては、善悪の二元論にした方が説明が簡単なのでしょう。
しかし、過去の歴史を振り返れば「善悪の二項対立=二元論」は対立を深めこそすれ良い対処方とは言えません。

日本の歴史上も「源平の戦い」「北朝方、南朝方の対立」「関ケ原合戦」「赤穂浪士の仇討」「明治維新の官軍、賊軍」など複雑な状況を「二元論」にして説明する方が簡単だし、解りやすい。なので小説であれ、講談であれ、歌舞伎であれ、「敵と味方」に分けて説明してしまうのでしょう。

問題のウクライナ情勢には「ネオナチ」が跋扈する戦争前の状況があまり報道されていません。ネオナチの暴力集団がアゾフ連隊として政府の中に入り込み、ロシア系住民の拷問、強姦をしていた事やゼレンスキー政権自体が腐敗していて、国家破綻に近い状態などは小さな情報でしかありません。

世界的なメディアとか各国の動向を見ても「ウクライナ」支持が強まってますが・・・

ヤダヤ問題が今回のウクライナ情勢に影響を与えているような雰囲気があります。

旧ロシア帝国の時代から、ユダヤ人はスラブ系民族からの圧迫を受けてきました。
皆さんが良くご存知なのは「屋根の上のヴァイオリン弾き」でしょうか?これも舞台はウクライナです。

この物語にも出てきますが「ポグロム」と呼ばれる「ユダヤ人排斥運動」がロシアだけでなく、ドイツ国内にもありました。今ではヒトラーのユダヤ人迫害が有名ですが、ロシアでは数百年にわたり「ポグロム」が続いていたのです。

屋根の上のバイオリン弾きの最後でも「一家」はアメリカへ脱出します。
アメリカでは、金融界を中心にしてユダヤ系組織が強大な力を持ってます。
ハリウッドもユダヤ系の力が強い場所です。

日本も日露戦争の時の国債発行では「ヨセフ・シフ」という金融資本家が日本の「高橋是清」を見込んで国債の引受けをしてくれて「戦費調達」ができたのです。融資した理由は、ポグロムに対する攻撃の一つだったとか・・・。因みに高橋是清の長女和喜子がアメリカ留学していた3年間はシフ家に預けられていたのです。

欧州に広がる反ユダヤの運動とアメリカを拠点とするユダヤ系のパワー・・・
これを見逃してはいけません。 Google創業者のラリー・ペイジ氏や旧Facebook=現メタの創業者のマーク・ザッカーバーグ氏など枚挙な暇がないほどです。

ヒトラーのユダヤ人弾圧から、戦後は「戦争犯罪」を徹底追及するということでナチ・ハンターとしてサイモン・ヴィーゼンタールが有名ですね。映画になった「オデッサ・ファイル」にも登場します。

日本のメディアが恐れているのは「ユダヤ系」のパワーでしょう。
間違った報道をすれば、ユダヤ系の人々から総スカンですし、へたすれば訴訟もあり得るでしょう。

現在のウクライナ大統領のゼレンスキーもユダヤ系です。