おはようございます。
今朝は、6時現在の気温が7℃近くあって昨日とは寒さが違います。どうも明方に南風が吹き込んだようです。前線が出来てるのかも・・・雨予報ですからね。

さて、昨日から騒ぎになってる官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)の田中社長を初めとして民間からの取締役全員が辞任するとの報道 →こちらです

2兆円の資金を使ってベンチャーを育てる計画でしたが・・・・
文書を交わして役員の報酬について経産省と機構の間には了解が出来ていたようです。
朝日新聞の報道によってこれが表面化すると、政府=官邸の態度が変わって今回の民間出身取締役の総退陣になったようです。

どうも経産省と機構の間では了解できていたけれど、財務省には話が通ってなかったようですね。
朝日のネタ元は、財務省でしょう。となると、意図してリークしたのでしょうか?

あくまでも最大の報酬がどうだ・・・という想定ですから、社長ですら年間1500万円程度です。

それと、財務省が機嫌を悪くしたのは、役員の報酬問題もありますが、親ファンド、孫ファンドと重層的な構造をしていることで、そのファンドの役員報酬などが明確ではないという点のようです。

要は、「財務省は聞いてないよ」ということになり、官邸の最高責任者は官房長官ですが、来年の統一地方選を考えると逆風は避けたいという意思があったのでしょう。通常国会で問題視されることを恐れたのですね。

庶民感覚からすれば、未だ払ってない1億円の報酬は高いでしょう。しかし、ベンチャー育成には、目利きが必要です。真贋、玉石混交の企業に投資するのですから、失敗もあれば成功もあります。
リスクを取る人に高い報酬を与えるのは当然のように思えます。

改めて日本人は農耕民族であり、コツコツと働くことに価値があるとしてるんですね。

まっ、財務省の官僚が東大出だとすれば、社会主義的な志向もあるでしょうね。


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