赤ポロの記事にトッシーさんがサンスポの記事をご報告しているのですが、諸見里しのぶ選手は初の中尺パターを利用とのこと


先週は久しぶりに予選落ちしてしまいました。
相変わらずバーディーパットを決め切れないことが原因。ショットはまだまだ右肩上がりの好調が続いているだけに、いったいあの2日間でいくつもったいないパーがあったことか…。
バーディーなし、1ボギーだった第2日も、入れておきたい3~7mが決まらなかった。カットラインが気になった終盤も、4番で4m、5番で2mを外し、「今度こそ!」とピンそば1m強につけたハート型グリーンの6番では、ほとんどまっすぐと読んだラインが左に切れて、思わず天を仰ぎました。
ただ、今回はゴルフ人生初の試みにも挑戦し、あくまで前向きに、打開策を模索し続けています。
実は、この大会の第1日、私は生まれて初めて“中尺パター”を使用していました。

私が普段使用しているのは、長さが33インチのL字マレット型バター。今回使用したのは、テーラーメイドのツアースタッフが同型のパターを“やや中尺”の長さ36.5インチに延長し、グリップを中尺用に替えてくれた特別なパター(L字マレット・プロト)でした。
一般的に、中尺パターは、グリップエンドをおへそにつけて支点とし、ストロークを安定させる「長さ」のメリットが知られていますよね。
私は「重さ」に注目していたので、おへそにはつけず、普段通りに使用しました。グリップだけで70g重いので、シャフト延長分と含めると約100gの重量化。プレッシャーがかかった時にストロークのリズムが早くなりがちな自分の悪癖を「長くて重いパターなら直せるのでは?」と考えたのです。
それまで腹筋を意識していたパターのストロークが、ショット同様に背筋意識へ変わり、狙い通り、リズムを保てるようになりました。理想は、パットも 好調なショットと同じリズムで打てるようにすることです。
第2日は 普通のパターに戻して効果を試し、結果は予選落ちでしたが、リズムという点では上々の成果を確認しながらのプレーでした。ショットが好調だからこそ取り組める前進への試みを、何とか相乗効果につなげていきたいです。


パターに難がある今シーズンですが、中尺は理論的には簡単なパターなのでアメリカ男子ツァーでも使用している選手が多いと聞いています。世界の潮流に乗っているといえるかもしれません。