昨日の女子プロゴルファーの義援金活動を見て、帰宅してからのテレビでの地震被害を見ながら考えることがありました。

被災地では燃料がなく、交通手段に困っているようですが、物資は徐々に届き始めたようです。

そして、お祖母さんと孫の2人が救出されたという明るいニュースもありました。義援金や物資を送る話も楽々の周囲にもあります。政府もこれから本格的な復興支援策を講じると思います。

テレビを見ていると変わらぬ光景の連続と自粛されたCMのせいか同じ広告機構のCMばかりでテレビだけみていると重苦しい雰囲気というか精神状態になってしまいます。

さて、地震被害の中で死傷者の数が毎日増加しています。町の半数近くの人が行方不明との話もあります。町が集団疎開した双葉町の話も聞いています。

確かに瓦礫の山を見るとこれからどう復興するのだろうと考え、避難所で生活をしている人を見ると「暖房は?食事は?トイレゃ風呂は?」と心配ですが・・・・

既に伝えられていると思いますが復興が始まったとしても「絆」は復旧できません。高齢者が多い地方社会ではまさに「何十年の歴史とともにある近所との絆」があります。都会のような人間関係ではない濃密な付き合いがあったと思います。

そして、この絆の上に「祭り」があり、伝統行事が存在したわけです。

楽々にも家族や親戚があるし、友人知人もありますが、近所付き合いだった人たち・・・日常生活で付き合っていた人たちを一瞬で無くしたのです。建物や生活は復興できても「絆」は復興できません。

人口が半分になった町でどうやって絆を深め、伝統行事を再興していくのでしょうか?

高齢者が多いということはいずれ、町が衰退していくということになります。町の衰退というのは全体を眺めてのことですが、個人として絆を失ったことはとても辛いことだと思います。

人間は過去の悲惨な歴史を乗り越えて行かねばなりません。死傷・行方不明が2万人とも言われますが戦争では300万人を超える人がなくなっています。どの都市も空襲で瓦礫の山となりましたが日本人は復活して高度経済成長を達成しました。

この被害で臆することなく、未来に向かって何かをしなければいけないのでしょう。


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