エリエール最終日の諸見里しのぶ選手は5バーディ、5ボギーと荒れたスコアとなり上位には食い込めませんでした。やはり病み上がりに期待するのは難しかったと思います。ショット・パットの調子がどうだったのかはわかりませんが、ボキーが出るというのはショットもパットも悪かったということでしょう。賞金ランク20位ですから何とか最終戦には出場できますが、不本意な出場かもしれません。

優勝はビッグスコアを出した金ナリさん・・・この方はいつ優勝してもおかしくない方ですし、これまでプレーオフなどで敗退したのですから実力は十分で「運」良くではなく実力だと思います。33試合の内に14試合が韓国人選手の勝利となりました。

この展開は予想されていたことですが、今日のテレビ解説で岡本綾子さんが「アメリカツァーで鍛えられた選手、日本ツァーで鍛えられた選手、新人として日本ツァーに挑戦している選手」が韓国人選手なのだと語っていましたが、まさに現実です。日本選手でアメリカツァーに出ている選手は藍ちゃんと上田桃子、宮里美香の3選手ですし、福嶋さんが経験ありとは言えもう随分昔の話です。

韓国人選手がなぜ強いのかと今更言っても始まりませんが、やはり練習量、練習方法、そして身体作りと日本ツァーに参加している選手に比べて優秀だということでしょう。気力とか気概というのもありますが、やはり日本選手には「強い韓国人選手」を打倒するという気持がないとアメリカ同様に韓国人選手がシードの過半を取ることになりかねません。これからオフに入るわけですが、選手は個人として練習、身体づくりをするのですがここは「プロ野球」とか他のスポーツのトレーニングに参加して身体を鍛えることから始めるべきかもしれません。