今日の優勝は全さんのパターンと予想していたのですが、アンソンジュさんの逆転優勝という結果になりこのところの優勝はまたまた韓国勢ということになりました。それも1位2位とも韓国勢で馬場ゆかりさんがかろうじて3位に入って独占を阻止しました。

それにしてもアンさんの強さは凄いですね。スタッツから見ると当然で平均ストローク、パットの数字をみれば当然ともいえる優勝でした。技術とメンタル、そして勝負勘が良いのでしょう。飛距離もあるし正確なパットもあるし・・・でやはりコーチの良さも上げたいところです。

「日本勢よ、しっかりしろ」との声も大きくなるでしょうが、簡単に覆せるものでもないでしょう。それにしても日本勢は夏の暑さにやられたのでしょうか?そんなはずはないと思います。選手は同じ環境でプレーしているし、今回のSANKYOは初めてのコースであり日本勢、韓国勢も同様の条件だったはずです。ラフが長く、雨で重たくなっていたのは理解できます。それだけに正確なシヨットが要求されていたはずです。日本女子オープンに続き難しいコースセッテイングだけに安定度の高い正確性のあるショットが要求されていました。やはり雨の日にスコアを伸ばせない、あるいは最終日に伸ばせないと優勝はスルリと逃げてしまいます。その意味では優勝を逃した全美貞さんは日本人の感覚に近いのかもしれません。

諸見里しのぶ選手は今日は+3とスコアを崩してしまい優勝どころか、上位もキープできませんでした。不調が長いようです。

男子ツァーは横田真一選手の13年ぶりの優勝でこれが明日のゴルフの話題のトップでしょう。楽々も男子、女子とチャンネルを切り替えてみてましたが、横田選手の最終ホールは泣いてしまいました。13年間というのは長いです。38歳ですから前回優勝は25歳の時です。結婚して、妻や子供に優勝シーンを見せていないとの報道も泣かせます。昨日の記者会見には子供さんが乱入して記者のように質問したとのことでした。→こちらです

楽々も横田さんが選手会長の時代にシードを落としたことは知ってました。真面目な人柄ですし、ゴルフ番組でも独特のスイングで今の最先端のスイングではないと思ってました。この世代の人は「パーシモン」でゴルフを始めてメタルヘッド、チタンとクラブが変わる時代の選手ですからスイングに苦しんでいる人が多いと思います。横田選手は長尺パターを使っていますが、イップスにも悩まされたとのことでよく理解できます。

それだけに13年ぶりの優勝って本当に良かったですね。現役世代の40歳前の人たちに勇気を与えてくれたと思います。女子では最年長初優勝の鬼澤信子さんがいましたが、こういう話題には涙してしまいます。

ゴルフの優勝では新人の優勝、若手の優勝も良いのですが、苦労人の優勝もまた価値があります。リーグ戦を行う野球と違いゴルフの場合は週替わりでヒーロー、ヒロインが出てくるのも良い点です。

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