オカリナは、どうしても吹きたいと言う曲が圧倒的にポップス系で、
実際に楽譜に起こすと、結構びっくりな感じになります。
なので、生徒さんが希望しても、今のレベルで出来るかどうかをまず考えますし、
出来るレベルで編曲しますが、それはもちろん、
「初見で出来るレベル」じゃなくて、発表会なので、4か月ちょっとぐらいで完成出来るレベルで編曲します。
フルートやピアノは既存の楽譜がたくさんあるので、基本的には市販の楽譜から選曲しますが、
これもやはり、子どもだったら、3か月かけて暗譜で弾ける曲を選曲します。
これが、どの教室の先生も悩むと思うのですが、
普段練習しない生徒が、思わぬ勢いであっという間に弾いてしまって、あわてて別の曲を増やすとか、
逆に、この生徒ならこの曲、と選曲したのに、読みが外れて、練習不足から仕上がらないまま本番を迎えることも。
レッスンで、ここまでやってきて、と言ったことは、本番から逆算して、ペース配分しているのですが、
見事に裏切られることも多々。
「練習した?」と聞くと「した」と言うのですが、
良く聞けば、それは練習したとは言わない、という短時間だったり、やみくもに、リズムも何も考えずに練習してきたりとか、
ほんと、発表会レッスンは、選曲から、指導まですっごく大変です。
結局、日数かけて練習しないと演奏出来ない曲なので、それを乗り越える努力が要る。
それがなかなか出来ないのですよね。
大人の個人の生徒さんは、失敗も自己責任なので、頑張ってきますが、
グループレッスンは、練習する生徒と、練習しないことをあまり気にしていない生徒さんとの、温度差から、発表会前にいろいろ問題が発生してくるので、
その辺のことも考えて行かなければならないです。
でもって、とにかくポップスのレッスンは教える方も、演奏する方もとっても大変なことが多い。
けれどやりたいという曲はポップスが圧倒的、なんですよね。
そんな中、最初はどうなることやら、と思ったクラスが、難解なリズムを理解出来てくると、とっても嬉しいです。
リズムは大半の生徒さんが理解出来ていて、ただ、ちょっとニュアンスが甘いので、リズムをシビアに表現していくことを、これからはして行けます。
つまり、1段階上のレッスンが出来ると言うこと。
年配の、リズムを取るのが苦手な生徒さんが、リズムが取れるようになっ来たので、ご本人や、仲間たちの努力を感じます。
こちらのクラスは、悪戦苦闘中。
かなり困難なのと、こちらも編曲が大変なので、一旦却下した曲ですが、どうしても吹きたい、と言うことで、編曲しました。
オカリナ師匠に見て頂いたら、「難しいね」とおっしゃいました。
師匠が難しいという曲は、本当に難しい、笑
なんとか本番までにきちんと吹ける様に仕上げて行きたいものです。
今日はコンな楽譜ばっかり見ていたので、頭がシワシワになりました。