オカリナは日本で昔から愛されている、童謡や唱歌と相性がいいのですが、アイルランド民謡などもとても相性がいいのです。
ロンドンデリーの歌や、庭の千草などですね。
オカリナと相性がいいというか、
日本人と相性がいい、ということなのかもしれません。
アイルランド民謡が日本に入ってきたのは、すでに明治時代なのです。
と、オカリナを始めてから知ったわけですが、
先日は大沢先生に、「You raise me up」の指導をお願いしました。
荒川静香さんが金メダルをオリンピックで取り、エキシビジョンで滑ったあの曲です。
アイルランド音楽がベースになったポップスなのです。
以前から、吹きたいと思っていて、楽譜は入手してあったのですが、ようやく見ていただきました。
吹いていてもとても気持ちがいい曲です。
そこでアイルランド音楽の特徴などのお話も聞いて、ますますアイルランドに興味を持ったのですが・・・
考えてみたら、3年前に娘はアイルランドに語学留学をしていたのだ、と思い出し、
アイルランド音楽の演奏なんか聴いたことあった?と聞いたら、
「あったよ、その辺で演奏してたもん」
って・・・・
その辺で・・・
アイルランドなんて、普通にはなかなか行くこともないから、行かせよう、ということで送り出したのですが、当時はすごく遠い国ってことと、ダブリンという都市名が、「あーー、北京ダブリン・・・の曲を思い出すなあ」ぐらいだったのです。
いいなあ。アイルランド。
アイルランド出身の女性グループ、
ケルティック・ウーマンの、You raise me upは、本当にうっとりです。
ティンホイッスルが家のどっかにあったから、探して吹いてみようかな。
さて、
今日は、まだ入会して間もないオカリナの生徒さんから、
「音楽がある生活っていいですねえ。私、習ったこともずっとなくって、今までまったく縁がなかった世界だったんですけど、楽譜が読めるようになって、うれしくてうれしくて。
来年はちょっと落ち着きがないからダメですけど、いつか幼い娘と一緒に、発表会の舞台に立ちたいです。」
とおっしゃっていただきました。
この方だけでなく、生徒さんはよく、「音楽はいいですね」「音楽があるっていいですね」とおっしゃいます。
気付けば音楽がお仕事になっていて、それは幸せなんだけど、
忙しさの中で、「音楽っていいな」という気持ちを忘れがちになってしまう今日この頃。
ふと、そうだ、音楽って楽しいんだった、と、忘れていた気持ちを蘇らせてくれました。
でも、
このバス4連オカリナ、せっかく買ったので、どうにか吹きこなさねばなりません。
今日もちょっと吹いただけで音が曇り、指も手首も痛くなりました。
ああ、吹ける様になるのかなあ。。。
トリプルオカリナ(トリプレットオカリナ奏者)
MAiCO音楽教室主宰
西村麻衣子