風が強い強い水曜日
わたくしの本棚、積読本が結構多いです
興味をそそられるとまたさらに買ってしまうので、
読みながらもまた本が増えてしまう
情報系の本は電子で読むことが多いけど、
好きな作家さんのものや小説は基本紙で読みます
文庫本よりもかさばる単行本派、
しかもハードカバーのものが一番の好物です(笑)
あの重みが堪らないのです♡
最近のこと、本棚を眺めていて
ふと目についた積読本のひとつ。
以前隆祥館書店で選書をして頂いた本の中の1冊で、
テーマが重いかなと勝手にタイトルで躊躇してしまった本。
すぐには読めなくて本棚にしまい、
随分時間が経ってから今回読むことになりました
私のために選書してもらった
特別な本たちの中の1冊。
読めないまま本棚にひっそりと存在し続けていて、
その出番がやってくるまで静かに並んでいた本。
先日柚月裕子さんの"風に立つ"を読みました
その本が補導委託のことを書かれていたこともあって、
読み終わったあとにふと思い立って手に取りました。
ページを開くタイミングがこの時だったのね。
ここに収容されている人達は
極悪非道な犯罪者ではなく、
厳しい環境下で幼少期を過ごしてきたことで、
自分を守るために様々な鎧を身に着けている。
実は素直で繊細で不器用な人達が多いということ。
本人だけのせいではない、生活環境や
周囲の大人たちの影響も
大いにあっただろうということが垣間見えた。
私たちは時折、何か問題が生じると
"自己責任"という言葉を使いがちだけれど、
他人の背景が見えないまま使うには
難しい言葉だなと改めて感じました。
幼少期の環境なども含めると
犯罪に手を染めてしまったこと=自己責任という
言葉ひとつでは片付けてはいけない気がした。
そこには支援の網の目から零れ落ちてしまった人達が
沢山描かれていたから。
知らなかった世界をまたひとつ知ることが出来た。
一生かかっても読み切れないほどの本が
世の中に存在していて、過去も現在も
これからの未来にも紙ではなくなったとしても
その存在はなくならないと思っています。
というかそうであってほしい。
私の本棚は増殖し続けていく。
積読、どんとこいです(笑)
多読、併読、
読み散らかしてもまだまだ飽きることがなくて
本の世界って面白い!