何をしても満ち足りない、か | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした

昨日は初ネイルサロンに行き
新しい服、新しい靴、新しい爪で
会食に臨みました。
おかげ様で会食は自分を卑下することなく
大いに楽しめました。

無い無いと慌てふためき、
数日を買い物に費やした自分が情けない。
今後はいつどこにお招きいただいても
困らない様な服をもう数枚買っておこう。
本当に疲れた。
そして本当にあほらしい。
他にやる事があるでしょうよ。

初ネイルでは違う世界を見せてもらいました。
ネイリストさんはお若くて
手首なんてほっそりして、尚且つ色白で。
私の熊のような手を出すのが恥ずかしかったわ。
でも、恥ずかしさも一瞬でした。
プロは色んな人の手を見ているはずだから
熊の手が現れたってどうってこと無いんでしょうね。
会話は楽しくて、次も行こうかななんて
思わせてくれました。

服を買ったり爪を綺麗にしたり
気合を入れて会食に臨み、結果楽しかった。
楽しかったけど、やっぱり思ってしまうのよね。
あの場に夫がいたらもっともっと楽しかったなあ。
そして、やっぱりどうしたって心細い。
頼れる人がいた時を知っているから、
いなくなった今の安心感の無さというのかな、
大きな守護が無くなった、そういう心細さが常にある。
何があっても夫ならかばってくれるじゃないですか。

失言とか、そういうちょっとしたことを。
大きな守りの壁が無い本当に

心細い立場になったんだなといつも思う。

帰りの電車は最終で、これもまたさみしいのよ。
夫婦なのか、カップルなのか
男女二人が目についちゃって。
こっちは、おばさんひとり・・・よ。
酔っても寝てはいられない。
頼れるのは自分だけ。自信ないけど。
乗り越したら大変な事になる。
夫がいたらもたれかかって目を閉じても
安心して家に帰れるのにな。

何があってもやっぱり夫がいたらなって
そう考えない訳ないわよね。
これ、きっとどんなに時間が経っても
変わらないと思った。

あの頃の楽しいが100だったとしたら
今は70も行っていないんじゃないかな。

あの頃と比べると

何をしても楽しさはマイナス。

何をしても満ち足りない。
楽しいんですよ、それなりに。
でもそれがぼんやりしている様な
そんな感じ。

それを当然だ、仕方ないと

受け入れながらやっていくしか

ないんですよね



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