お祓いされる私 | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした

先週、のんすとっぷを見たら

ノムさんの映像が流れ、もしかしてと思ったら

案の定その日のテーマは配偶者との死別だった。

街角でインタビューされているのは70代の人。若くても60代。

そうか。その年代か・・・

私は配偶者死別経験者のマイノリティーだった。

周りに離婚経験者はいても死別経験者は皆無だもの・・・。

インタビューも多分、年齢の高い人を選んでしているんだろう。

3,4,50代には聞いてもいないかも。

出演者も若い。自分には先の事として話すし

死別したら男性は辛いけど女性は比較的元気だみたいなことをいう人もいて

眉間にしわを寄せる場面も多々あった。

とにかく、経験の無い人がああだこうだ話していても

想像でしかないから「違う違う!」と何度も言いたくなった。

一人くらい経験者をゲストで迎えてくれていたら

まだ話す内容も違ったのに。

経験して初めて私はこんなに毎日が絶望なんだと分ったから

本当に経験しないと分らない。

分からないとしても、それは仕方ない。とはいえ

せっかく死別をテーマにしているんだからな。


死別の悲しみに年齢なんて関係無い。

女の人は男性より元気だなんて、世間が勝手に表面を捉えられたもので

 

内心は全く違うと思う。

 

悲しみなんていちいち分らない人に説明なんてしない。


そういえば一年だか二年の早期に再婚したという人が話に出て来た。

今の私の状態で多分このまま今年一年がたつと思う。

そんな私が来年再婚する?・・・うわ・・・思えない。

もし、私と夫が逆転して、今夫が悲しみの中にいるとして

あの人は悲しみ寂しさで一杯になり

来年早々、この家に彼女を連れてきたら・・・

料理なんて作ったりして、映画見たり

 

婚姻届書いたり・・・

考えると悲しくなる。

でも、夫が寂しい老後を送るのは可哀想。

というか夫も若いから

そんな夫が一人でじいさんになるのも可哀想。

どうしよう。でも早いうちはいやだな。

無駄な心配だった。夫がいなくなったんだったよ。

でももしだ、本当に逆転でそうなったら

私は壁とか天井に顔のシミでも作ってしまいそう。

新しい彼女と二人でお祓いされちゃうのかな。

でも一年、二年って・・・。

一年って今年。二年って来年だよ。

やっぱりシミ作っちゃうわ。


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