読売新聞の時代の証言者という特集でファッションデザイナーの山本耀司さんを取り上げている。
自分の現在から過去を振り返るインタビューである。
そこで自分の記録映画を撮ってくれたヴィム・ベンダースさんのことを取り上げている。
仕事場に来たがフィルムカメラの音が服飾の職人さんたちの邪魔になると思って、軽蔑していたビデオカメラに機材を変えたらしい。
また日本の小さな会社のスタッフにまで気を使う人であったと話している。
この人は本物だと思ったらしい。
服飾業界の人だから当然、人をたくさん使うからだろ、だからそこに気づいたのだと思う。
そういう意味で山本さんもすごいと思う。
仕事がうまくいっている人というのは鷹揚に見せていても、実は誰より腰が低いのかもしれない。
腰が低くなるには観察力が必要である。
観察力があると物事が良く見えるから、繊細な気遣いができ、またその重要性にも気づくのだろう。