おはようございます!

美容家・堀江麻衣です。

 

 

昨晩は久しぶりにつけたクリームが気持ち悪く、

寝る前に洗い流しました。

水洗顔でしたがぬるぬるしてびっくりしました!

 

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さて、化粧水をつけた上から美容液や乳液、

クリームを塗ると、肌はしっとりします。

しかし、この「しっとり」した状態こそが

皮膚の新陳代謝を低下させるのです。

 

 

 

 

皮膚の新陳代謝で大切なのは

古い細胞がスムーズに剥がれ落ちること。

剥がれ落ちないことには、新しい細胞が生まれません。

 

 

 

 

そして、剥がれ落ちるためには、

肌の表面は多少とも乾燥していることが重要です。

表面がべたべたしていたら、古い角質は肌についたまま

いつまでも剥がれてくれません。

 

 

 

 

古い細胞がついたままだとどうなるでしょう。

角層が厚く、ごわごわして、肌の透明感が失われます。

その一方で表皮としては、新しい細胞が作られないので

薄くなり、表皮下の色や、色素沈着、

毛細血管などが透けて見えやすくなるので

色むらがひどくなります。

 

 

 

 

また、古い細胞がついたまま新しい細胞が再生されないと

きめが粗くなったり、きめの凸凹がなくなって扁平になり

テカリの強い肌になります。

 

 

 

 

このように表皮の細胞が少なくなって表皮層が薄くなると

それにともなって真皮のコラーゲンも少なくなるので

皮膚全体が薄くなり、張りがなくなりしわができやすくなって

皮膚の老化が急速に進みます。

 

 

 

 

こうなるとすっぴんで外に出ることができなくなり

片時もファンデーションが手放せなくなります。

ファンデーションにも界面活性剤が含まれていることは

言うまでもありません。

 

 

 

しっとりした肌が理想、とはとても言えないのです。

 

 

 

 

しっとりした肌が美しい、と聞かされるたびに

刷り込まれてクリームなどでお手入れをするかたが

多いでしょう。

 

 

 

 

けれど皮膚の新陳代謝のためには古い細胞が

はがれやすくなければならず、

そのためには肌の表面は

多少とも乾燥気味の方がいいのです。

 

 

 

 

つまり、肌は「しっとり」より「さらさら」

美肌なのです。

 

 

 

 

出典・角川書店 宇津木龍一

「宇津木式スキンケア事典 化粧品をやめると、肌はよみがえる」