誓い。
一昨日、無事、結婚式を挙げることができました。
親族のみで、小さく可愛らしいチャペルで、
母が、父とヴァージンロードを歩かせたいと強く願っていたようなので、
それが叶ってよかったです。
ただ、父は緊張しすぎて、その時のことをあまり覚えていないという(笑)
新郎は、式の途中から涙をこらえ、鼻水をすすっていました(笑)
先日病気が発覚し、10日前に手術をしたお酒好きの叔父は、一切お酒は飲めなかったけど、無事参加してくれて、
入場の時からハンカチを目に当てていました。
まるで、
舞台に上がる直前のような気持ちで先に新郎を見送った私は。
扉の前で、父の腕を組みながら、
今までの三十年間がこみ上げてきました。
十字架を外し、教会式ではなく、人前式にしました。
神様ではなく、神父様にではなく、今まで育て、支えてくれた、家族、親戚に誓いました。
これからお世話になる、新しい家族、新しい親戚のみなさんに誓いました。
そして、これから共に歩んでいく、新郎に誓いました。
なかなか言葉になりませんでした。
新郎から渡された真っ白なハンカチは、これまでの私のこびりついた垢を拭いてくれたかのように汚れました。
家でも、着替え中も、リハーサルの時も、時間があれば挨拶の稽古をしていた新郎は、
本番では、何を演じることもなく、ありのままの、彼でした。
母は今まで付ける機会がなかったということなので、
一緒に見守ってもらいました。
手紙の時と退場の時は、二人で共演し、みんなで闘った舞台、『大きな青の音』で生演奏をしてくれた、ヴァイオリニスト楢村海香さんのユニットD.F.O.の曲を流しました。
彼のお義父さんは、亡くなったお義母さんの写真をずっと抱えていてくれました。
そして、お腹の中の我が子も、きっとソワソワワクワクしながら、一緒にいてくれました。
みんなに見守られて、結婚式ができて、
みんなの前で、誓うことができて、
本当によかったです。
友人たちを呼ぶことは出来なかったけど、
今まで出逢い、支えてくれたみんなを背負い、
これからの人生、これからの夫婦生活、困難があっても、
力を合わせて、乗り越えて行きたいと思います。
本当に、ありがとうございました。
そして、これからもどうか、
よろしくお願い致します。