子宮頸がんになった女性へ | 憂目に咲く花になろう

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神様が私に子宮頚がんを与えました。この試練の向こうには、きっと大きな煌めきが待っている。
その強い確信と溢れる想いを、言葉と祈りに込めて。

意識的に動かしていた身体が思うように動かず、無意識に動いていた身体の機能が低下して、意識しないとならない苛立ち。

日にち薬は、体を楽にしてくれるけれど、心は思いを深まらせる。



私も貴女も、なぜ子宮頸がんになったのだろう。

子宮頚がんは、HPVウイルスの仕業というけれど、必ずしもそうではない。
自分のウイルスが暴走してしまうこともある。
周りから、子宮頸がん=軽い女性に見られる偏見を受けている人もいると聞く。

違う、違うよ。
貴女は自分の欲と誰かの愛を満たした、素直な人だよ。
その結果、癌になってしまったけれど、全ての人間が持っていて自然治癒するはずのウイルスが発症するほど、貴女は繊細で優しい人だよ。

いつ感染したか、
なぜ発症したか、
それらが分かれば、その時の自分や誰かや何かを責めたくなるかもしれないけれど、貴女は何ひとつ悪くない。

強いて言えば、子宮頸がんになる原因を教わっていなかったこと。そして、ワクチンの時代には既に大人だったこと。

お腹が空いたからと暴食して胃がんになるのと、
愛する人と繋がりたくて子宮頚がんになるのと、
どちらも変わらないと思っている。
だってどちらもとても、人間的なことだから。
だってあなたは事実、愛されていたのだから。

だから、
結果的に辛い日々を送っていても
どうか自分を責めないたり、
どうか運命を悔やまないで。

子宮頸がんになった貴女にこの言葉を送りつつ、自分にも投げかけて別の観点から受け止めようと思います。