子宮全摘後一日目 | 憂目に咲く花になろう

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神様が私に子宮頚がんを与えました。この試練の向こうには、きっと大きな煌めきが待っている。
その強い確信と溢れる想いを、言葉と祈りに込めて。

手術から8時間経った、夜中の2時に水分をやっと摂ることが出来ました。
まさに、水一滴で生き返る感じ!

それから16時間後の、手術から一日目の朝9時に、ベッドの角度を徐々に上げて、離床訓練開始。これが、麻酔と強い鎮痛剤によって、少しの角度でも結構辛いのです。その高さに少し慣れたらまた角度を上げて…その度に腹部が動くために痛みが差し込む。

それが出来たら、次は尿管を外すためにベッドから立ってお手洗いまで歩いて行くこと!

とは言っても、つい半日前に臓器を摘出して縫っているお腹。腹筋がどこに行ったのか分からないほど、上半身のどこにチカラを入れて良いのかが分からない。

看護師さんが「無理しないで、午後からにしようか?」と言ってくださったものの、その言葉によって火がついた私は、点滴の針が刺さっていることを無視して、腕力でベッド柵を掴んで、何とかベッドサイドに座り、それから点滴棒を持ってトコトコ、と。


もう「痛い」とか「辛い」では表せない状況でしたが、看護師さんからはお褒めの言葉を頂き、結果的に手術翌日の朝に尿管が外れました。

とにかく、ただでさえ痛いのに、これ以上辛い思いをさせるものをすぐに排除したかったのです 笑

そして、午後には点滴が(トータルすると相当な輸液量だったと思います)、そして夜近くに主治医が来てドレーンを外してくれました(お腹の壁にテープで貼り付けてあるからそれを外すのに少し突っ張るかも、も言われましたが、お腹の壁にテープが理解できず 笑)。



ドレーンに関して、私は内臓手術をした後に身体の中に溜まった体液を外に流しているのだと思っていたのですが、それだけではなく、閉じたお腹の中の様子を見ることが出来ないので、排液の血液を調べて感染などがないかをチェックしているのだそう。


実際に私の体液は、外してもらうときにはまだ血液に近い色をしていました。しかしその数値が正常だったので外せた、ということだそうです。では、残りの体液は?…自然とお腹の中で吸収されるとのこと。手術を通じて人体の不思議を感じています。

しかし、この日は携帯を確認する気に全くなれませんでした。どうしても疲れてしまうのです。普段、携帯に触れることが出来るのも、健康だからこそだと感じ、それと共に携帯やタブレットなどは日頃、如何に疲労を与えているものかと実感しました。