お肌を守ってくれるお肌表面にある死んだ細胞が「角質」です
肌荒れが気になると角質を除去するケアに目が行きがちですが・・・
角質は肌の大敵である乾燥や紫外線などの外的ダメージから肌を守り、角質内の水分の蒸発を防いで潤いを守るという大切な働きをしています
お肌の厚さは0.02mm~2mm
たったこれだけ
ラップ1枚分ほどしかありません
その中でいろんな層に分かれ、それぞれの役割をはたしています
【角質層って何?】
細胞は表皮の一番奥の基底層で生まれ、成長し、働き、はがれるというサイクル(ターンオーバー)を約4週間ごとに繰り返しています
このうち後半の2週間の細胞が角質層です
このサイクルがスムーズだと細胞が隙間なく重なり合い、保水能力と外からの刺激を跳ね返す保護力がしっかりと働きます
【バリア機能って何?】
肌の水分を保つうえで大きな働きをしているのは3つ
NMF(天然保湿因子)
お肌がもともと持っている潤い成分
細胞間脂質
細胞と細胞の隙間を埋める脂質で、ブロックのセメントのような働き
皮脂膜(保護膜)
皮脂と水分で作られる肌を守る膜
これらの3つのバランスが崩れると肌から水分が蒸発し、肌は乾燥します
乾燥は全てのトラブルにつながります
角質のバリア機能を高めることが大切です
【角質を育てるポイント】
すすぎはぬるま湯で!
クレンジングや洗顔料が肌に残らないようすすぎは十分に行いましょう
洗顔後のすすぎは32℃のぬるま湯で
「肌表面の温度」は32℃程度です
熱いお湯は肌の保湿成分を余計に奪うだけでなく、熱が刺激になる場合もあります
洗ったら3秒以内に化粧水を!
洗顔後の肌は無防備な状態です
お手入れは一刻も早く、肌が湿っているうちに行いましょう
肌のバリや機能を維持するのに欠かせない潤いは化粧水で補います
ついパンパンとつけてしまいがちですが、過度の刺激は禁物です
最後に油分でふたをする!
化粧水で外側から水分を与え、美容液で栄養を与え、最後はクリーム
べたつくからと言ってクリームを避けていては完全な保湿とは言えません
肌のバリや機能を強化してくれるようなクリームをお手入れの最後に使いましょう
角質の状態、見たことありますか?
【美肌診断】