本の執筆のために、水瓶座について考えています。
12サインのアーキタイプはギリシャ神話やシュメール神話に元型がありますが、
恒星の12サインから今は歳差運動でズレが生じているので、そのまま採用していいのか…
という気持ちもあります。
ある程度の再解釈も必要なのではないかと思います。
水瓶座は現在主に、「自由、個性、新技術、革新的…」という解釈になっています。
で、実際に水瓶座のかたを見ると、「個性的」「独性的」「自由」というキーワードに違和感を持つ人も多いんですね。
これは水瓶座の対向の獅子座さんにも言える場合が多いです。
獅子座は「自己主張」「創造性」「人前に立つ」というキーワードになっていますが、
やはりこれに違和感を持つ獅子座の方は多いです。
どちらの星座の方も、そんなことないです。むしろ普通です。みたいな(笑)
その理由の1つは、どちらも物質化や固定化をあらわす「不動サイン」なのが影響している気がします。
そんなにちゃきちゃき動かないので、創造性とか自由とか楽しい、好き、なんて躍動感あるキーワードだとピンとこない人も多い。
2点目は、これらの星座は太陽からの影響がすごく強いかすごく弱い、ということ。
獅子座は7月の21日ごろから8月のお盆過ぎごろまでの最も暑い時期の星座、
反対に水瓶座は1月の終わりごろから2月の終わりごろまでの最も寒い時期の星座です。
太陽のエネルギーがピークの時と、最も弱い時の星座で、
強すぎる、弱すぎる、で、扱いにくいのです。
強すぎても持て余してどうしていいかわからないし、弱すぎても自分の中のパッションを自覚できない。
水瓶座は視野がとても広く、全体のため、という気持ちがあり、
自分のパッションに気が付かないでいると逆に、個性的というよりも普通に有能なビジネスマンや行政の人になりやすいです。
獅子座は逆に強すぎて、本当に好きなこと、情熱を注げることが見いだせるまでは持て余します。
つまりは足して2で割るくらいでちょうどいいかなと。
と思っていたら、こんな神を知りました。
頭が獅子なのは獅子座。下が人間なのは水瓶座の象徴。
蛇に巻かれているのが気になりますが、蛇は人の生命の進化成長をあらわします。
獅子座と水瓶座を統合して成長する…みたいな?
「アイオーン」と呼ばれるそうですが、音が「ライオン」に似ていますね。
時間、永劫をあらわし、ギリシャでは時の神とされた、と。
また、ゾロアスター教の一派ズルワーン教の創造神であるズルワーンだ、という説もあります。
時の神というと土星の神クロノスですが、
クロノスは種を植えたら収穫までに時間がかかるよ、といった、
より地上的で物質的な時間の法則に関わる神だと思います。
こつこつやれよ、みたいな感じですね。
対してアイオーンは星をも動かす法則的な時間というか、
時間も超越した法則といったものを象徴している気がします。
古代の人はこういった領域に意識を向け、それを創造神としたのですね。
わたしたちは太陽をあがめたり、月をあがめたり、北斗七星をあがめたりしてきたけど、
その更に奥の、時間や星を動かす法則そのものに意識を向ける。
わたしがやりたい占星術と感覚が近いです。
12サインの水瓶座は普遍的な意識を持っていて、視野がすごく広いので、
アイオーンとの関りはなんとなく納得します。
でも獅子の意識もきっと重要で、わたしたち個人の自我が獅子座だとしたら、それと宇宙を紐づけること。
個の意識が宇宙と繋がっている、とか、法則性があるのだと理解すること。
それが、人が神に近くなる唯一の方法なのかな、なんて。
宇宙的な視点がないまま、神に近づこうとすると、
エゴが肥大する怖ろしい世の中になるようにも思うから、
ほんと、水瓶座の力は強大だけど取扱い注意なんだと思います。
つづく
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