7月17日 19時11分 天秤座で上弦の月です。
上弦の月の星の配置は、次の満月までの1週間、
何を手放し、どのように調整していくかを示しています。
今回の上弦の月は、月と太陽が山羊座の冥王星と強い緊張の配置をつくっているのが強烈です。
冥王星は始まりの場所にほぼ重なり、わたしたちに後戻りできないほどの大きな意識の変化を起こしていきます。
何かをはっきりと強く「決意する」ことは、時間としてはほんの一瞬にすぎませんが、その後の人生に大きな影響を与えたりします。
この上弦の月は、そういったことがわたしたちの中に起こりそうな印象がするのです。
わたしたちの思想、理想、信条といったテーマに大きな変化を起こし、自分の真の役割を自覚させられる、という可能性があります。
仕事を変えたり、健康を意識して生活習慣を変えてみたり、
なにかをやめると決めたり…
自分が本当に大切にしたいこと、向かいたい理想を改めて考えるといいでしょう。
既に数日前から影響を受けている人もいるかもしれませんし、
この週末、もしくは満月までの1週間の間に起こる可能性もありますので、意識してみてください。
今回、月、太陽、冥王星共にそれぞれの星座の26度に滞在していますが、
26度はそれぞれのサインの「完成を味わう」度数とされます。
恩恵を受け取るような豊かな度数です。
だから、手放しといっても、より良く進むため。
成熟した意識によりもたらされる気付きなのだろうと思います。
月は天秤座の26度で「互いに入れ替わる鷲と大きな白い鳩」というシンボルです。
鷹は高い意志や志をあらわし、ハト派愛や知性、平和のメッセンジャーをあらわします。
理解したことを行動に移す意志の強さ、
知ることで人生が大きく変わる、
経済的な豊かさの獲得や自己の能力を発揮する意欲、
強い意志力で可能性を実現させる力を身につけていく。
といった解釈ができます。
太陽は蟹座の26度で「豪華さに満足と幸せを感じ、ソファーの上で読書をしている人々」
この度数も高い教養や知識を得ることを象徴する度数です。
それとライフスタイルの豊かさが融合し、知識を価値に変えて伝える能力などもあらわします。
そして、冥王星や山羊座の26度で「水の妖精」というシンボルです。
集合的な無意識や情報を読み取る繊細な感性をあらわし、
感受性が非常に豊かな状況をあらわします。
文化や芸術、社会の中に潜んだファンタジー的なものともつながりやすく、
受動性が強い度数であるため、社会や経済的な問題、他者の心などを敏感に感じ取り、精神的な葛藤を持つこともあります。
総じて、この上弦の月は、
知識や深い気づきをきっかけに、
これまでの在り方を手放す。
意識が大きく変わる。
そんな印象です。
もしかしたら、外からの強制的な力が働き、わたしたちの意識や私生活を変化させざるを得ないようなことが起こるかもしれませんが、
魚座の木星や獅子座の金星、火星などがとてもいい場所にあって、
それをきっかけに
より楽しい方、好きな方を選ぶこと、
や、
感覚的に求める方向、より豊かに生きられる方法、
などを選びなおす力を与えてくれるでしょう。
皆さまが冥王星の強制力をよい方向に生かせるように祈っています。
よい週末をお過ごしくださいね☆
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