5月12日4時00分 牡牛座で新月です。
始まりの場所に天王星が重なり、MCという天頂に冥王星があり、
非常に変化変容のエネルギーが強い新月です。
ここから次の新月まで、あなた自身の意識、身体、
社会的な状況や役割に大きな変化が起こりやすくなります。
変化変容といっても、無意識的な領域に働きかける印象で、出来事としてはっきりとは現れない場合も多いでしょう。
2週間後の満月は皆既月食を伴いかなりパワフルです。
そこに向けて、変化変容、手放しのエネルギーが強くなっているのかもしれません。
（星使いの時刻表をお持ちの方は、射手座満月の星読みをご覧ください☆）
とはいえ、牡牛座にある月や太陽と魚座の海王星、山羊座の冥王星が大変豊かな角度を作っています。
目に見えない力から、自分の身体や細胞、記憶に、力強いエネルギーが注がれているような、見えない何かに強く導かれているような印象です。
わたしたちの身体にはDNAが備わっていて、それは先祖代々脈々と受け継がれたものです。
それ以外にも、霊脈、といえるような、スピリット的なものも受け継いでいる。
自分がやるべき方向に、そういった目に見えないものの力が強く働きやすいような印象があります。
また、新月の月と太陽が「自分自身」をあらわす1ハウスにあり、
無意識的な自我の場所、始まりの場所に天王星があることから、
この新月から「感覚が変わる」「身体が変わる」という人もいるのではないかと感じます。
牡牛座は五感であり、この世界を認識するフィルターを担う星座です。
わたしたちは、自分の五感を通して、自分だけの世界観を持ち、
自分にとっての心地よさや豊かさの感覚を通して、この世界の価値あるものを定義します。
そのような領域に変化が起こるため、
今まで心地よかったものがそうでなくなるとか、
今まであまり好きじゃなかったものを好きになるとか、
自分の中の感受性で、今までは気が付かなかった部分に価値を見出す、
といったことが起こるのではないかと思います。
わたしたちは、五感を通して第六感を磨くことができるといいます。
自分の身体のメンテナンスをしたり、
美味しいものを食べたり、
いい香りのものに触れたりするにはとてもいいタイミングでしょう。
そうしていろんなものに触れ、味わい、感覚を研ぎ澄ませれば、
なにか深いところの変化や気づきがもたらされそうです。
新月の月と太陽は牡牛座の22度、「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」というシンボルです。
荒れた水は不安定な心情をあらわし、そんな中で浮かび上がるメッセージを受け取ることをあらわす度数です。
不安定な状況、心がかき乱されるような体験を通して、不変の法則を見出したり、内側からのメッセージを受け取る時です。
安定した状況からは学ぶことの出来ない真の導きを得る。
宇宙のリズムが身体を通して直観のように働きかけてくる。
また、この新月は双子座の金星のエネルギーが強く、
その金星が、14日に魚座入りする木星と葛藤の配置をつくります。
思考と感覚、感情のバランスを見直す。
思考や意識の変革に関わるインスピレーションや学び。
双子座のドラゴンヘッドと水星が重なり、土星と調和の配置をつくっているので、
今後の人生で、自身の考えの基盤や生活そのものの基盤となるような新しい学びや気づきがありそうです。
ここまでの数カ月、生活や環境など、目に見える領域での変化や手放しが多かった人もいると思いますが、
この新月以降はいったん表面的な変化は着地する印象があります。
引っ越しが済んでようやく落ち着いた、とか、
新学期が始まり、連休も明けて、ようやく学校生活が落ち着いてきた、
みたいなのに似ているような気がします。
だからこそ、内側に意識を向けて、身体をいたわったり、美味しいものを食べるといいのかもしれません。
そうして、今度は内側での変化に意識を向けるのです。
そのうえで、火星が天王星と調和の配置を取っているところから、
わたしたちそれぞれの新しいチャレンジが順調に進んでいくような印象もあります。
生活の中に新しい何かを取り入れて、楽しく過ごせる、という感じ。
まだ緊急事態宣言が明けないエリアもありますが、
限られた状況、大変な状況を超えたからこそ得られる気づきがあるのでしょう。
ライフスタイルの変化を通して今よりも理想に近づける方法、より良くなっていく方法を模索し、楽しく行動していけるといいですね。
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