子連れの再婚でまずわたしたちが壁にぶつかったのは、
お互いの両親の理解でした。
これはまぁ、夫の両親が素晴らしくて、
わたしはとても恵まれたと思います。
結婚前にこういってくれました。
「たとえ子供がこの後生まれても、今の子どもたちが海部家の長女、長男。
それくらいの覚悟です」
と。
血のつながりを重視せず、そんな風に言ってくれました。
だから、「息子との子どもはまだか」みたいな圧力は一切感じなかった。
もちろん今お腹に授かった赤ちゃんのことはとても喜んでくれています。
そんな人たちだからこそ、大切な息子（夫）と血を分けた子供も産んであげて、
いきなり2人の子どもの祖父母になってくれたことへの恩返しがしたかった。
そんな風に、嫁がせていただいた家族は思ってくれていても、
戸籍上は、そのようにはなりません。
これは子連れ再婚をしてみないとわからないことだと思います。
戸籍問題
まず、日本の戸籍はお父さんの方に子どもの籍が残るのが当然という決まりになっているので、
（確か家父長制というのか）
離婚の際にも苦労がありました。
離婚届を出すだけだと、戸籍上はわたしが籍から抜けるだけ。
例え、養育権がわたしにあると主張しようと、書面上で証明しようと、
離婚届だけでは子どもたちをわたしの籍には入れられません。
だから、離婚届を出した後に、家庭裁判所に行って、
子どもたちを夫の籍から抜くための手続きをしなければなりませんでした。
は？あたしのお腹から出てきたのに！！ｗｗ と驚きましたね。
また、元夫の籍から子どもたちを抜いても、
子どもたちの籍には「実父」として、元夫の名前がいつまでも残ります。
がくちゃん（現パパ）は「養父」ということになります。
がくちゃんとの結婚の際には、
わたしの婚姻届けと一緒に、夫には子どもたちとの「養子縁組」の届を出してもらう必要が出ます。
それでも、連れ子は「養子」になります。
日本の法律上、養父は実父と権限は変わりません。
ただ、今のお腹の子が生まれると、
お腹の子が戸籍上は「長男」になります。
だから、連れ子の息子は海部家の長男と戸籍上認められないことになります。
これがだいぶショックでしたね。
だって、年上で「お兄ちゃん」なのに、「弟」のほうが「長男」なんですよ
戸籍上の表記だけですから、わたしたちが長男として扱えば長男として頑張ってもらえるのでしょうが、
息子ももっと大きくなって戸籍謄本を見たらどう感じるのかなぁと、
再婚の際には悲しく思いました。
また、例え再婚しても出生届を出す際に認知をしてもらった元夫は
戸籍上「実父」のまま残り続けます。
このことで問題なのは、実父に何かあった時の「相続」問題です。
こちらとしては、元夫との縁を完全に子どもたちと切ってもらって
再婚したいという気持ちがあるのですが、
法律上どうにもならず、
子どもたちは実父からの相続権を持ち続けます。
これはがくちゃんも気持ち悪く思った点みたいで、
結婚の際にもどうにかならないか、
なんなら子どもたちの実父やそのご両親と話し合いの場を持つべきかもしれない、
と真剣に考えてくれました。
お金がいくらか相続されるというのは期待もできないし、
むしろいらないのですが、
心配なのは逆に借金などを元夫が背負うなどして、
子どもたちに負債が降りかかるパターンです。
そこは、死を知ったのち3ヵ月以内に家庭裁判所に行けば、
相続放棄ができる、ということが分かり、
しょうがないので、元夫のお兄さんとそのお嫁さんに、
再婚が決まったこと、どうしても相続の関係で繋がり続けるので、
そちらの家族に何かあったら連絡をしてほしいことなどを再婚前に伝えました。
わたしとの縁はすぐに切れても、
親子の血縁ってすぐには切れないんですね。
こういう法律面の子連れ再婚の面倒さは、
体験してみないとわからないことなんじゃないかと思います。
シングルマザーの方はちゃんと調べたほうがいいですｗｗｗ
続きます。
「運命の人」に出会うための本☆
星の舞アストロロジースクールのカリキュラムはこちらをご覧ください。
募集中のセミナー一覧はこちらです各日程をクリックいただき、詳細ページをご覧下さい。
１２月１８日発売しました！
書店でみかけたり、お読みくださった方は是非、
#星使いノート で教えてくださいね！！
お求めは星の舞ストアーより
約18,900名以上が購読中☆星の舞便りの登録はこちらです ↓
月の満ち欠けに合わせて星の情報を配信しています☆
※産休・育休期間中は不定期配信となります。
【海部舞の書籍一覧 ※Amazonに飛びます】
