ヘルメスの秘儀は星を使うことと意識(精神)の錬金術だっていうことを昨日、
アメブロのほうでちらりと書きました。
それは、わたしの著作、「星を使って、思い通りのわたしを生きる」
の内容と重なっています。
そもそもヘルメスって誰?という話なんですが、
ここで言っているヘルメスは
ヘルメス・トリスメギストス(3倍偉大なヘルメス)のことです。
Wikiさまにはこう書いてあります。
神秘思想・錬金術の文脈に登場する神人であり、伝説的な錬金術師である。
「錬金術師の祖」とされ、錬金術は「ヘルメスの術」とも呼ばれる。
ギリシア神話のヘルメス神と、エジプト神話のトート神がヘレニズム時代に融合し、さらにそれらの威光を継ぐ人物としての錬金術師ヘルメスが同一視され、ヘルメス・トリスメギストスと称されるようになった。それら3つのヘルメスを合わせた者という意味で、「3倍偉大なヘルメス」「三重に偉大なヘルメス」と訳される(3人の賢者〈ヘルメス〉の伝説〈三重の知恵のヘルメス〉)。
- 第1のヘルメス:ノアの洪水以前にいた神。アダムの孫という。衣服、ピラミッドを作ったという。天文などを研究したという。
- 第2のヘルメス:ノアの洪水以後のバビロンにいた人。ピタゴラスの師という。医学、数学などに優れる。
- 第3のヘルメス:エジプトの人。医学者、哲学者。都市計画をしたという。
ヘルメス・トリスメギストスは、エメラルド板やヘルメス文書の著者とされた。また、中世の錬金術師は、賢者の石を手にした唯一の人物と考えていた。
「ヘルメス思想」とは、ヘルメス・トリスメギストスにあやかって世界の神秘を味わい尽くそうとする思想のことを指す。
わたしは錬金術についてはあまり知らないんですが、
ヘルメスは占星術の祖でもあり、密教の祖でもあり、
あらゆる神秘思想や宗教にもつながっているとされています。
キバリオンを読んでいると、ヘルメス哲学を語るには不十分すぎるなぁと感じます。
だって、ヘルメス文書であんなに語られている大事な部分がいろいろと消えている。
ヘルメス文書の中でヘルメスが最も主張していたのは、
「自己を再認識したものはあふれるばかりの善に至った」ということで、
自己を再認識することの大切さをすごく書いている。
この重要性がキバリオンでは消えています。
また、この世界はなぜできたかという話。
全なる創造主のように、わたしたちは創造がしたくなった。
そして7つの遊星界の下に落ち、
運命に支配され、
体を持つようになった。
という話があります。
これもヘルメス文書では根幹をなす思想だと思うんですが、
キバリオンからは消えています。
まぁ、仕方ないとは思います。
難しいしw
小難しいのは無しにして、意識の話だけをしよう、
それがキバリオンかもしれません。
でもそれが引き寄せの法則になっていき、
焼き増しされていく間に、
何か重要なものを失ったのではないかと感じています。
そして、キバリオンの意識の話だけでは、
具体性が全くないというか、
「へーそうなんだ」で終わってしまう。
占星術を通して、自分のブループリントを確認したうえで、
キバリオンの意識の話を応用するのがいいと個人的に強く感じました。
そしてキバリオンを知るまでもなくわたしはできていたと感じました。
わたしの、「星を使う」という思想ですべてOKのようでした。
「思考の現実化」は間違いなくあります。
でも、思考の扱い方どうこうの前に、
設定ミス、決断ミスがないように、
魂のブループリントを知るという前段が絶対に必要だと思っています。
わたしは占星術を知る前に思考の現実化やスピリチュアルを知りました。
今は願いは叶うといういい方も増えたかな。
この力は本当にすごいです。
というか、みんなもともと意識の力でなんでも当たり前に現実化しています。
問題は「その扱い方」を知らないこと。
過去にとらわれたり、未来に不安を感じたり、
人をうらやんだり、ねたんだり、
基本的にそのすごい能力を無駄遣いしています。
叶える時もね「これが手に入ったら幸せになる」という意識が深いところである人が多い。
そんな風に常に深いところに不足感があって、
外から何かをもらうことで自分を満たそうと思っているうちは、
具現化してもやっぱり不足を感じ続ける。
設定が「不足しています」だから。
>>わたしが過去に枯渇感を満たすために設定して、いちど成功したのに絶望に突き落とされた話
意識の扱い方や思考の現実化はわたしなりにかなり模索してきました。
思い描いたり願ったりしたことは現実化する。
それは本当に間違いないです。
でもその前に、
自分がどんな風に人生を設定していて、
どんなことが悦びなのか。
そもそも、わたしとは何なのか。
そして、わたしはわたしとして最高に生きる!と決意していないと、
危険。。。。
そんな気がしています。
占星術の知識は、宇宙哲学を内包しています。
だから、占星術の知識がわかるだけで、
ヘルメスの7つの法則(キバリオン)の大部分が理解できます。
同時に占星術の知識を通して、
★わたしたちはどんな存在か(自己の再認識)、
★運命とは何か
などがわかります。
あとは、活かし方を考えて行動するってところ。
精神性が追い付いていないと、どんな叡智も意味がないのよね。
というところでも、「秘密」の教えだったのですね。
だからもうちょっと伝わるように言い換えたりなんかして、
何とかできないかなーなんて思って、
星と意識の錬金術に関する連載をしてみます。
今朝たまたま読んでいた本に
「星の巡礼」という言葉が出てきてとても気に入ったので、
気まぐれで【星の巡礼】と名付けてシリーズ化してみることに。
つづきます
2017年から18年を語る!『星使いの時刻表』出版記念イベント、講演会開催!
来てね!!!
おかげ様で重版決定!
本の詳細についてはこちらです
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