先日、金星が射手座入りして、
昨日、海王星が順行になりました。

で、先日
「水の時代」から「火の時代」

とか、
魚座の天王星を語る

の記事で書いたとおり、いて座の神話に出てくる賢者、ケイローンについてもう少し語りますキラキラ

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ケイローンはケンタウルス族という、半分馬で半分人間の種族ですが、

ケイローンは大地の神クロノスが奥さんに隠れて馬の姿に変えた時に、
妖精ピュリラーと交わってできた子です。

クロノスは、土星の神でもあるんですね。

で、母親のピュリラーは、ケイローンを生んで、半馬のその姿に驚きケイローンを捨てるww

ケイローンは特別な立場だなとわたしは思います。

馬という獣性、そして上半身は人間ですね。
そして、血はその半分が神でもある。

ケイローンは素晴らしい知性と精神性を兼ね備えていて、
武術も音楽も優れていたし、医学学んでいた。
そして、神々の教育係でした。

薬草の知識も学んで、人を癒す力がすばらしかった。

でも、神々の戦争に巻き込まれて、ヘラクレスの放った毒矢が太ももに誤って刺さってしまう。

ケイローンは自分のことは癒せなくて、でも神の血を継いでいたために、
苦しいのに死ねない・・・

それで、大神ゼウスに頼んで、永遠の命を解いてもらい、天に上りました。



そんなケイローンの名をもった、小惑星があります。

ケイローンのラテン名「キロン」です。


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キロンは、土星の軌道の内側をとおって、天王星のすぐそばまでを移動しています。

ケイローン、天に昇っても走り続けている・・・泣 ありがとうキラキラ


占星術では、土星というのが、わたしたちが個人レベル、社会レベルで到達できる最後の領域です。

その先のトランスサタニアンと呼ばれる、天王星、海王星、冥王星は、神の領域。

キロンはまさに、パーソナリティーレベルと社会レベルの領域、制限を表す土星と、
神の領域をつないでいます。

それはケイローンの身体にも表れていますよね。
獣、人、神を繋ぐこと。
わたしたちと神様の世界を繋ぐ。



で、今現在、海王星がうお座にありますが、
射手座に海王星があった世代、1970年~84年のわたしたちは、
ケイローンのような役割を集合意識レベルで担うんじゃないかと。

親からの刷り込みなどから脱すること

賢者になること

後から来るものに教えること

人を癒すこと

そして、新しい時代を担う次の世代の人々に橋渡しをする。


よく、射手座海王星世代は、海外への憧れとか、スポーツとか、
そんないて座のキーワードがあてはめられているけど、
そういうのもあるだろうけど、
もっと深いレベルで、
上の世代からの何かを克服して、自分を真剣に生きて、知恵を持ち、
次の世代にその知恵を分け与えるような、そんなことをするんだろうと感じています。


占星術って、そういう大きなとらえ方もできるから好きですWハート


ちなみに、84年~98年生まれくらいの山羊座海王星世代は、
新しい時代を担うリーダーがたくさん登場すると思います。

あたらしい社会システムを構築したり。

彼らが少しずつ、変えてくれると思う。


そして、98年から2012年生まれの水瓶座海王星世代は、国境を越えて世界とつながる子たち。
自由に生きていく。
独創性を持って、創造的に生きる。

そんな風に解釈しています。


魚座に海王星がある今、射手座と90度という強く刺激し合う角度を作ります。

また、土星が年末から射手座入りし、2年半の土星射手座時代が始まります。

こんなこともあって、海王星射手座世代のわたしたちの役割は、どんどん大きくなるのではないかと思います。