女性性の受容、パート④です。

今日は女性の身体と精神性について。


昨日の記事で紹介した、三砂ちづる先生の『オニババ化する女たち』を読み返していて、
とても面白かったところを一部ご紹介します。

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)/光文社
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まず、昨日も書いた 自然なお産について。

日本は戦前まではほとんどが自宅出産で、産婆さんの補助によって自然なお産をしていました。
時折死産などはあったものの、おそらく8割以上が全くの医療介入無しでお産をしていたことと思います。

ところが戦後、アメリカの政策で自宅出産から、病院で管理されるお産に変わりました。

でも、日本は幸運にも、鍼灸院や治療院のような扱いで、「助産所」の開業が許された。
助産所は医療行為を一切禁止されたので、全くの自然分娩だけを扱うことになった。

現在助産所は日本で300くらいあるが、助産所でのお産は全体の1%くらい。
それでも、助産所でお産をした人たちの手記を読むと、
わたしが感じていたように、

「宇宙との一体感を感じた」
「大きな力が働いていてそれに動かされるようだった」・・・といった、
心理学でいう至高体験に近い経験をしているのだそうです。

絶対的な幸福感
自分の肯定感を経験していて、
「痛いけど満たされた」「気持ちよかった」と。




カメラわたしが女性性に目覚めて「最高だー!」となったとき笑



愛知県の吉村医院での自然分娩を扱ったドキュメンタリー映画『玄牝(げんぴん)』 でも、
出産の後、女性が「きもちいい。あったかい。ありがとう」と声を漏らしている姿が象徴的です。

https://www.youtube.com/watch?v=rME2VkRev5M
予告編だけで感動ううっ...


三砂先生も書籍の中に書いているんだけど、
社会を支配したい、自分たちの思い通りにしたい人たちにとって、
わたしたちが自然や宇宙との繋がりを感じて生きている状況は邪魔なものだったのではないかと

だからあれこれとつぶしにかかったんです。

本当に満足できる性体験もまた、女性にとっては至高体験の一つです。
女性は特に、身体的に男性よりも神様に近いんですね。

男性は修行したり踊りまくったり滝に打たれたり、大麻吸ったりしてなんとか得る至高体験を、
女性は日々、身体の中で感じてきた。


次回も触れますが、女性の胎内の循環も宇宙のリズムに乗っているし、
理屈抜きに、自然とか、宇宙とかを受け入れることが出来るのです。
生命の素晴らしさとか、愛とか、そういうことをより体感的にわかるという感じです。

で、わたしたちの女性性は、戦後ずっとつぶされてきた。


性をタブー視したり、お産を管理されたり。


神社って、女性の性器をや子宮をかたどっているという話も聞きました。

外陰部が鳥居、
産道が参道、
子宮がお宮です。


なんか納得いく気がします。

女性は素晴らしい存在なのです。

子宮は宇宙(神の宮)です。

女性がみんな女性性に目覚めたら、世界はすごく平和になるのだと思います。


第五福竜丸の事件があり、世界が核実験ばかりしていた時、
こんなのはおかしい!と奮起した一人の主婦が何千万もの署名を集めて、
それが核不拡散条約締結に至るまで世界を変えたドキュメンタリーを、以前見ました。

女性が本当の社会性に目覚め、連携するとすごい力になるんですよね。


そして、成熟した男性というのは、女性の存在の大きさを知っていて、
女性を尊び、女性の受容や愛のエネルギーを家庭で充電し、外で使命を果たす力を養っている。
成功者にはそういう、女性性をしっかり受容し、おおらかに生きている奥さんがいたりするものです。
(わたしも目指せアゲマン・・・笑


次回はホロスコープ、特に月星座と女性性について~。

どこまで続くんだって感じですが^^