前回の女性性の受容の話 の続きです。
今日はわたしのこれまでの経験談。

わたしは5人の女姉妹の中で育ちまして(^^)

男性があまりいない家庭でした。父親だけ。


中学ぐらいのときから、理由はよく分からないけど、男子はのびのびと無邪気でいいな、と思っていました。
女性はすぐにグループを作ったり、陰湿だったり、陰口が多かったり汗

トイレとか、別に一人で行けよ、みたいな。なんかあまり好きじゃなかった。


将来のことを考えるようになって、
世界に目を向け始めて、海外を飛び回る仕事がしたいな、と。
旅行の添乗員とか?なんて考えていましたが、
女性は家庭を持つと仕事ができないもんな。
どうしたらいいのだろう。と。

その後関心があった職業も、NGO職員とか。
マスコミ関係とか。
どれも、結婚して子どもを産むとなかなかできなくなるんじゃないか、と思っていました。

実際テレビ番組制作の仕事をしたけれど、見事に結婚して子どももいて仕事を続けている女性のディレクターやプロデューサーは皆無でした。
男性ですら、ほとんど離婚していたり。
なんか、人間的に大事なものが欠如している人が多いようにも感じました。(関係者ごめん)

一方で「母親」の仕事には何の魅力も感じませんでした。

日々家族のために洗濯して、掃除して、料理して・・・。

そんなことより、世界を飛び回りたい。

社会に貢献できる人になりたい。

大きなことを成し遂げたい・・・。

自己肯定感はさほど無かったですが、自己顕示欲はなかなかのものでした。


とはいえ、自分は結婚しない!とは思わなかった。

イケメン好きだったし。けっこう恋多き女でした(笑)


***

19歳、大学1年の夏、インドを2ヶ月旅したことがあります。

その中で、カルカッタにある、マザーテレサが建てた施設で10日間ボランティアをしました。
世界中からボランティアが集まる面白い場所でした。

「死を待つ人の家」は有名ですよね。
ここには4日間通いました。
患者さんに理不尽に感情をぶつけられたり、自分の接し方一つで、ここの患者さんが死んでしまうかもしれない、というプレッシャーはけっこうきつく、途中から、他の様々な施設に通わせてもらうことに。

障害児の施設もありました。無脳症や水頭症の赤ちゃんはけっこうショックだった。
ここではマッサージをよくしてあげていました。
インドは本当によくマッサージをし合うお国柄で^^とてもいい文化だと思います。

それからハンセン病患者がハタオリをする施設とか、

老人介護施設とかも行きました。

最後の頃、乳児院にも行きました。
ここでね、わたし原体験とも言えるショックを味わいました。

1~2歳くらいの、歩くようになったばかりの赤ちゃんがたくさんいて^^
みんな無邪気に過ごしているんです。
一緒に遊ぼうとして、一人を抱っこすると、みんな、僕にもわたしにも!と抱っこをせがんでくる。
何人も何人も集まってきて、一生懸命抱っこするんだけど、降ろすとギャーギャー泣くのです。

抱っこ地獄、みたいになって苦笑

なんでかな、わたし、ちょっと来ただけの人なのに。
その知らない人のほんの僅かの愛情でもほしいんだなって。

人間って、こんなにも愛情を求める生き物なのか。
人間の本質や根源は、愛なのか、と心底気がつきました。


けっこうなショックでした。

それからのような気がします。
外に外にと向かっていた自分の意識が、内に内にと向かうようになったのは。

わたしの蟹座的な部分がようやくここで発動(笑)

わたしは家庭を持ち、子育てをしなければならないと悟りました。




写真はこちらのブログ から拝借しました。
この方のカルカッタでのボランティア体験も面白い^^
世界中の人と交流できて、本当に面白かった。

インドでいっぱい写真取ったのに、フィルム写真だったのでPCにありません。
もう14年も前だもんね。


***

そんなことに気がつき、結婚したものの、「オトコには負けない!」な部分がそう簡単に変わるわけでもなく。。。

前の結婚生活ではわたしも人間的にまだまだ未熟で。
夫を変えようとしたり、家庭を支配しようとしたりする気持ちがとても強かった。

離婚を決め、自分の人生を生きようと思った時、もっともっと、自分の暗闇と向き合うことになりました。

今まで封印していた女性性の受容(自分の蟹座の月の部分)というテーマが浮上!
へんな「オンナ」の使い方をしたり、負けん気が強かったり。
どうあると自分も周りも幸福なのか、バランスがよく分からなかった。


あるとき知った男性と女性の豊かさの法則の違いも、けっこう大きな衝撃でした。
なるほど。完全に怠っていた。わかっていなかった。

女性は内側に、男性は外側に。
女性は受容する、男性は与える・・・


つまり実践はわたしもまだまだこれから^^

これについてはまた次回キラキラ