日本の就活もかなり厳しい戦いであることは、今は社会人である娘から当時聞きました。 


売り手市場なので選ばなければチャンスは多いと思いますが当然選ぶので。


コンスタントに東大合格者が複数いる娘の学校での進路相談は大学合格のみ。偏差値のずっと低い息子の学校で、常々大学合格がゴールではないと生徒達が聞かされていた環境と大違いです。息子校の校長先生は本気でそうお考えでした。ちなみに息子校上位層は娘校の進学先と同じなので人数の違いだけです。

 

今は違うかと思いますが。そのような入口至上主義の進路相談を経ていざ大学に入学した後に問われることはペーパー力ではないという矛盾。高校の時にキャリア相談をもっとして欲しかったと友達とも話したそうです。

 

国際系の大学に在籍していた娘もご多分に漏れずインターンシップ獲得のためのエントリーをいくつもやり、私も見せてもらいましたが、“こんなの意味あるのかな”と感じたり笑 落ちたり受かったり。


私がたまたまSNSで見つけた某省庁のインターンシップになぜか参加できたこともありました。同期は東大京大などの優秀かつ博識の学生達のみ。3日?程度の社会科見学に毛が生えたようなものなのに熱心に指導をして下さった官僚の方々は人間性もとても素晴らしく、このような方々が日本を支えてくれているのだと感銘を受けたそうです。娘は自分では無理だと思ったのだと思いますが、省庁は受けることすらしませんでした。

 

8次面接で落とされることもある鬱になりそうな就活の闇に嫌気がさしたとのことで、娘は就活は完全にストップ。とある難関資格取得にシフトしました。

 

英語が大好きで大学も国際系(英検は準一級、TOEFL100台)とはいえ、英語ではどうしたって帰国子女との土俵にはたてませんが、高度な日本語を駆使する必要がある資格取得により参入障壁がものすごく上がりかなり優位なポジショニングを取ることができました。


日本人でさえ困難な資格かつ英語が“日本国内一般基準で”堪能ということで、国内や外資に応募→即全部面接→決まる、この間2週間もたっていません。

 

もちろん難点は好きではないと続かない、分野が固定されてしまうことと一生勉強。ただ、これから自由な社会ですから何が吉となるかわからないので現時点ではやりがいをもってやっていて当時の判断は娘にとって良かったのだろうと思います。


日ごろから英語を使う機会もあるし、海外出張も年に2,3回あります。コロナにより、選考が通り楽しみしていた大学の短期留学が中止になってしまったのでせめてそのような機会があるのは良かったと思います。出張先で各国からの方々と仲良くなることもあるそうです。人の役にも立つし!


全く畑違いですが、息子の挑戦が諸々不発に終わったらその道もあると内心考えています爆笑←半分ジョーク、本人は多分考えてない。でもここでは文系力というか国語力が問われるので、世間の風聴と異なり一概に理系>>>文系ではないですね。理系でも国語力は必須だと思いますが。


文系の先輩、偏差値的にはずっと低い一貫校出身の友人であっても、長期で現地滞在で仕事をしていたり、現地就職もあり。キャリアの発展は大学の入口で決まらないなとつくづく思います。結婚した同級生もいるようです!