交換留学の効果は畑が耕された状態になるということ。それは、日本人にとって大きな課題であるメンタルブロックがなくなるということであって、決して劇的に英語力が上がるという訳ではありません。


交換留学による英語力の向上は、英検でいえば出発時の級数の一つ上になる目安だと聞いたことがあります。3級なら2級、2級→準1級。


息子の場合は準1級に惜しくも不合格のレベルだったので、帰国時の準1級やトフル80程度は順当な結果だったと思います。


そもそも、わざわざ日本での1学年の学びを棒に振らなくても、スコアの追求は日本でも十分可能です。さらに課外活動も犠牲にして、英語に英語でコミットするのはなかなか難しい決断です。


海外大学はもちろん先のことを何も考えてない親子だったからこそのジャンプ? 大学受験に間に合わなければ浪人すればいいや〜とぼんやり考えていたぐらい。息子にとって日本以外で歓迎してくれる場所をもつことは何にも勝る優先事項でした。


豊かな土壌を得ても、そこにスコアに現れるような英語力を実らせるには、帰国後の維持向上努力が欠かせません。それこそ帰国時に学年を落とさず進級した息子にとって、大学受験勉強が本格化するなかの大きな課題でした。吸収も早ければ忘れるのも早い。


英語力と受験の二兎を追うために米国受験は必然でした。コロナ禍帰国の成田空港付近の指定滞在ホテルで、開口一番英語が口をついて出てきたときの驚き。日本の受験勉強でこの輝きがなくなるのはもったいないと思いました。


●高2夏・・・英検準1級、TOEFL100<

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このような分厚いテキストと、公式の模擬テストを利用。


高2秋・・・英検1級、SAT

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面接

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壁打ち相手は私ですキョロキョロ


SATはKhan Academyのプラクティステスト+Princeton Reviewの問題だけの一番安かったもの。


志望校の一つはTOEFLの各サブスコア25が要件だったため、あらゆるYouTube先生方から教えを賜り、高3の夏にようやく超えることができました。トータル6、7回受験したと思います。SATは4、5回。円安の今だったらもう少し絞っていたと思います。。


英語の比重が高過ぎて、現役年度での国立との併願は断念し、アメリカ一本で勝負することに決めたのは高3の5月ごろです。共通利用のために共通テストのための勉強は継続。


高2冬〜出願期

英語が絡む課外活動、英語による出願サポート。自分のパッションにかかる情報はほぼ英語のサイトでした。


米国大学受験を目指したことにより、帰国してから間髪入れずに英語の量的規模が大きく、耕された土壌を十分に活かし固まることができたと思います。


頑張りが実って、高2で110を超えた超進学校の友人に高3で追いつきましたが、次のステージは英語以外で勝負する土俵でした。


そもそもTOEFLを受験するとか、100を目指して超えるとか、そういう状況なら欧米を中心にチャレンジする流れになりそうですが、御三家K成でそのような生徒さん方が40人もいるというのに、実際の出願者が1人、2人とは、我が家のような単純親子には計り知れない深い見通しがあるのだろうと推測します。きっと内部の人にしかわからないですね。


しかし、英語力は理系こそ維持向上努力をしないと、そういう機会が文系と比較して圧倒的に少ないので要注意。息子も同感とのことです。文系科目のマイナー専攻を真剣に考えた方が良いかも!?