少し前の記憶からですが。


アメリカの大学受験に関する主なコミュニティには、Reddit の中の分室r/ApplyingToColleges(全般)、r/collegeresults(人種、成績、スコア、課外活動、世帯年収、専攻、合否等々のデータ)、College Confidential(保護者しかいない?)があります(以上英語)。各大学ごとのコミュニティもあります。盛り上がり度はそれぞれですが大学のコミュニティによってはごく稀に教授が投稿されているのを目にしたことがあります。


日本語ではX。


ApplyingToCollege 他Redditの特徴は、参加者のうち当事者である高校生の割合が圧倒的に高く以下大学生や保護者と続くイメージです。薄いかもしれませんが仲間意識はありそう。いくつかルールがありルールに沿っていない投稿はモデレーターの権力で削除もできるなど場が荒れない工夫がされています。


一方、日本語のXでは、当事者(現役受験生や保護者)以外の割合が突出しており、大勢のご意見番による答えのない議論が春夏秋冬続きます。文字数制限があることにより感情的になりやすく、皆が認めるモデレーターもいない代理戦争が過熱する無法地帯。議題というより発言者に焦点があたる形式。


・課外活動は富裕層に有利

・エッセイは逆境アピールお涙頂戴大会

・米国で就職できないのに🇺🇸大学は意味がない

・ペーパーテストの是非

・格差、善悪、偽善、有利不利、公平、平等。。。


確かに米国は、法外な授業なり狭き門なり、各々の正義感を多いに刺激する入試スタイルであることは間違いないありません。ただ、いかに論評・論破の応酬が妥当であるとしても現実の当事者の挑戦に1ミリも貢献しないどころか、かえって自分を見失い前方の道を遮る分厚い雲になりかねません。保護者にとっては余計なひと言に繋がったり😅


Redditも優秀層しかいなくて落ち込むようなら見ない方が吉。覚悟を決めたなら冷静に作戦を立てることに役立つ情報のみに注意を傾け、自分という人間を最大限に表現することに本人も保護者のサポートも集中する方が良いのではないかと老婆心ながら思います。